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保育所保育指針を保育に活用。

皆さん、保育所保育指針を読んでいますか?

ましてや保育に活用していますか?


私自身も保育を学ぶ学生時代や新人の時は、興味なし!

難しく書いてあって、読みにくい。

試験があるから覚えるか・・・程度です。


そんな私が保育所保育指針の必要性を感じた出来事は、Twitterから刺激を受けました。

Twitterでツイートをする保育士さんはやたらと

「保育所保育指針を読まない保育士はもったいない」

「保育所保育指針から学ぼう」

など保育所保育指針を熱く語る人達が多い!


これは読みしかないですよね?

興味しか沸きません(笑)

この時のツイートです♪

まずは読んでみる!

そこからスタートでもよくないですか笑


保育所保育指針とは。

保育所保育指針とは、保育の基本的な考え方やねらい、保育内容と運営に関することを定めています。

各保育園では、異なる保育理念や保育方針があります。

異なった理念や方針を補う働きや、子どもたちの安全を守り、一定水準以上の保育を行うために基準となるのが保育所保育指針です。

なので保育園の運営者や保育士は、保育所保育指針を理解している必要があるのです。

すごい大切でしょ?笑


では保育に活用してみよう!

保育所保育指針を読むと、保育に活かせる3つのこと。

1,保育の指導案作成の参考に。

月案、週案、反省、環境、ねらい、内容など、どうしようかな・・・。

保育指導案に悩んだら、「保育所保育指針」や「保育所保育指針解説」を参考にするのがおすすめ。

年齢別に求めるねらいや内容、保育活動の必要性などが明記されているため、これらを参考にすることで計画、案などが立てやすくなります。

具体的な援助や指導の方向性も書いてあるので、最低限、自分のクラスの年齢の項目は目を通しておくと良いです。

目の前の子ども達の興味、関心が見えてきますよ!


2,子どもの成長の筋道が分かる。(発達段階)

保育所保育指針には発達の区分が明記してあります。

大きく分けて

①乳児

②1歳以上3歳未満児

③3歳以上児

と各年齢に合わせた、ねらい及び内容、配慮事項が記載されています。

どのような関わり方が良いのか、保育者としての心持ち、具体的な援助の仕方も書いてあります。

どの年齢も育ちの積み重ねの土台となって展開されていますので、読んでいるだけで、子どもの成長の筋道がよく分かります。

なので、本当は最後まで読み通すことをおすすめします♪


3,現代(保育)の時代背景が分かる。

・「乳児」「1歳以上3歳未満児」に関する事項。
日本では共働き家庭の増加で、保育所に入る0歳~2歳児の数が増えております。「乳児」「1歳以上3歳未満児」の保育は、その後の子どもの発達や生活の基板となっていきます。

このことから「乳児」「1歳以上3歳未満児」の保育の充実・質の向上が図られました。

・「養護」を強調。
保育における「養護」とは、「生命の維持」「情緒の安定」のために保育者が行う援助や関わりのこと。保育所には子どもが安全・健康に過ごせる環境や、子どもが安心して過ごせる環境を作ることが求められています。

・保育所を教育施設としての位置付け。
今回の改定では保育所が幼児教育の場でもあるということが明記されています。

幼児教育に関する記載が幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領とほぼ共通化されました。更に幼児教育から小学校へのよりスムーズな接続を目指し「幼稚園」「幼保連携型認定こども園」「保育所」は「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」を共有するようになりました。

「幼稚園」「幼保連携型認定こども園」「保育所」のどこでも同じ水準の教育を受けられることを目指しています。

・「災害への備え」が記述された。
新保育所保育指針「第3章 健康及び安全」の中に「災害への備え」の項目が新たに設けられました。

日常の保育の中で、準備と訓練は欠かさず「災害への備え」では、地域の消防署などと連携し、緊急時に協力が得られる体制を整えておく必要性が明記されました。

・「保護者への支援」から「子育て支援」へ。
子育てニーズの多様化に伴い、「保護者に対する支援」が新保育所保育指針では「子育て支援」に改められました。

保育所には、保護者への支援だけでなく、保護者・家庭・地域と連携した「広い意味での子育て支援」が求められるようになりました。

・職場での研修体制を強化、保育士の資質向上を推進。
新保育所保育指針「第5章 職員の資質向上」では、新たに「研修の実施体制等」が記載されました。

新しく記載された内容は2つです。

①研修で得た知識・スキルを保育所で共有し、保育所全体の資質向上を図ること。

②保育所において保育士の「キャリアパス」を見据えた研修計画を作成することです。保育所全体で保育士の資質向上に取り組むことが求められています。

このように時代背景と保育は色濃く反映しております。


まとめ

保育所保育指針は、子どもがよりよい環境の中で育つための基本が書いてあります。

保育者は、子どもの育ちのために保育指針を理解する必要があります。

また、保育指針は保育に迷ったときに、保育の教科書のように答えが書いてあります。

社会状況に合わせて改定されたことで、より子どもとの関わりや援助がわかりやすく示されています。

ぜひ手元に置いて、保育所保育指針を活用しましょう。


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【保育所保育指針解説】

これが私のバイブル(笑)

ひげ剃りの時に毎日読んで修行しています!

よく研修や勉強会、園内研修では、この保育所保育指針解説を利用しています。


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これも3回は読んでます(笑)


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