613号室の先に。
2023.1.1
私は環境の変化に敏感なため、ホテルでぐっすりと眠れることは殆どありません。だいたい何時間か置きに目が覚めるか、ただ目を瞑っているだけか、といった感じなのです。それでも泊まりたいと想える人との出逢いは、私にとっては凄く大きな大切な感情です。時間をかけていきたいと想える人、そして相手もその長い時間に付き合ってくれる人だと、信じることができたから。
朝起きて、隣に大切な人が居ること、こんなにも嬉しいことはありません。いつもは寒くてお布団から出たくないのですが、この日は、これがずっと続けばいいのにという想いでお布団から出たくありませんでした。
部屋に光が差し込み、カーテンを開けると、青い空と山が広がっていました。埼玉にあるホテルに泊まったので、景色がほんの少し澄んでいました。富士山も見えていました。私が富士山見えるよ!と言うと、急いで窓の側にかけ寄ってきました。富士山だ!埼玉すごい!などと言っていて、少しは東京や埼玉の良さにも気づいてくれたようです(笑)
ホテルでの朝食を済ませ、チェックアウトの時間が近づいてきます。この時間...かなり寂しいです。帰りたくないです...本当に。でも時間というものは必ず迫ってくるもので、名残惜しさを心に仕舞いチェックアウトしました。
そしてこの日は所沢にある角川武蔵野ミュージアムへ向かうことに。私は3回目でしたが、お互い本が大好きなので本の世界に浸ることにしました。何度行ってもすごい...そして大切な人と来れたことがとっても嬉しかった..大好きな場所がもっともっと、大好きな場所になりました。
今回行ったときはアニメの「文豪ストレイドッグス」とコラボをしていました。大切な人は、このアニメや声優が好きなようで、とても嬉しそうでした。嬉しそうに感動している姿が、子どものようで、またしても愛おしいという感情が生まれてました。
角川武蔵野ミュージアムをあとにし、そろそろさよならの時間が近づいていました。デパートの屋上で休憩をしようと向かっていると、アクセサリーのお店が目につきました。私はお揃いのネックレスがずっと欲しかったのです。ここで出逢えるとは思っていなかったので、嬉しくって、買うことにしました。ネックレスをつけ慣れていない大切な人は、つけられず苦戦していました(笑) その姿に思わず笑みが溢れ、愛おしさが増しました。
次は夜ご飯を食べることに。デパートのレストラン街はどこもお値段が高く人もたっくさん。そのためくら寿司で夜ご飯を済ますことにしました。昨日今日の疲れが座った途端にじわりと足を伝いました。そして、私は一皿目に大好きなオニオンサーモンを注文。サーモンが大好きなんです。母には、兄妹の共通点がサーモンを食べるときの幸せな表情と言われています。それくらいに好きなのです。一方で、大切な人は、光り物やあん肝など、おじさんが頼むようなものばかり(笑) 頼んだものが届くのを見る度に、私は大切な人のことを目を細めて見ていました。。
そんな何気ない幸せなときを過ごしながらも、もうすぐでさよならをする時間に。本当に最後..のときになると、私はなんでこの人のことが好きなのだろうか、どこに惹かれているのだろうか、おじさんが食べるものばかり注文して、考え方も宇宙的でぶっ飛んでいて、一緒に居れば居るほどに何者なのか分からなくなる。なのに、なんで好きになってしまったのだろうかと、大切な人の目をじっと見つめながら考えます。
でも答えなどなく、というか、好きに何も理由なんてないんですよね。
そんな想いを巡らせながら、大切な人と手を繋ぎハグをして、お別れをしました。
そして、私はこうして2日間の出来事をnoteに残しています。恥ずかしくなるくらいストレートにありのままを綴っています。
今の私ができる最大の愛の表現が言葉にすることだから。
でも直接伝えすぎてしまうと、大切な人の負担になってしまうので、伝えるときと伝えずに想いだけ抱えているときを分けるようにしています。この辺少しは成長しました(笑)
私は明日からお仕事が始まります。今のお仕事は、自分の中であと1年と区切りをつけています。そして、プライベートでやりたいことや行きたい場所も多くあります。その中で、自分で自分を充たせるように、癒せるように、いろんな人と出逢っていきたいです。そして、その上で、また大切な人との時間を、空間を、過ごしていきたいと想います。
ここまで読んで下さりありがとうございます💐
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