ジェンダーSF文学としての最高傑作『大奥』――萩尾望都、山岸凉子、アトウッド、そしてよしながふみの文脈――
※こちら『大奥』最終巻を読んでの感想になりますので、盛大にネタバレしてます。ご注意ください~。
この記事を加筆修正した文章が『女の子の謎をとく』という書籍に収録されています! よければぜひ。
「私たちはなぜ産む性として生まれてきたのか」。
ジェンダーSF文学作品がずっと考えてきたのは、その解けない疑問だった。
萩尾望都が、山岸凉子が、マーガレット・アトウッドが、そしてよしながふみが、そして彼女たちの作品の読者が、ずっと考え続けてきた問いだろう。
はじめによしながふみ