酵素と補酵素のお話 コエンザイムQ10
ニュートラBK9に配合されているコエンザイムQ10。
コエンザイムのコエンザイムのコは「補」、エンザイムは「酵素」を意味します。
その名の通り、コエンザイムは補酵素とも呼ばれ、酵素を補助する役割を担っています。
では、そもそも「酵素」って何でしょう?
酵素って何?
酵素には、体内で生産される「体内酵素」と、人体以外の生物に存在する「対外酵素」があり、生体には 欠かせない仕事をしています。
酵素は、主にタンパク質で構成されており、人間や動物、植物などすべての生き物が生きていくうえで必要な、消化・吸収・代謝などの化学反応を促進するものです。
つまり、酵素は触媒として働くタンパク質のことです。(触媒とは、それ自身は変化せず、化学反応のスピードを変化させる物質のことです。)
例えば、私たちが生きるためには食べ物を消化し、エネルギーを生み出す必要がありますよね。
そこで働いてくれるのが酵素!!
酵素が生化学反応の仲立ちをして、消化やエネルギーを生み出すのです。
植物においては、光合成には酵素の働きがかかせないし、葉が紅葉するのも酵素の働きによるものです。
「体内酵素」について
私たちの体の中にはおよそ5000種類の酵素があるといわれています。
酵素には特徴的な性質があり、1種類の酵素は1つの働きしかしません。
料理を作りながら、洗濯するなんてことはしないのです!!
そして、多くの酵素は、だいたい35~40℃ぐらいの温度、pHでは7くらいでよく働きます。
私たちの体温が36℃前後で、体液がpH7くらいな理由は、酵素がよく働けるようにするためです。
●酵素の役割【消化酵素と代謝酵素】
体内酵素は大きく「消化酵素」と「代謝酵素」に大きくわけられます。
①消化酵素
私たちは、「糖質」「タンパク質」「脂質」などを食べていますが、それらは分子が大きすぎて、そのままの形では吸収されません。そこで登場するのが酵素。
私たちが食べたものを細かく切り刻んでくれるのです。
(酵素の例)
炭水化物(でんぷん)を分解する「アミラーゼ」
タンパク質を分解する「ペプシン」
脂肪を分解する「リパーゼ」
核酸を分解する「ヌクレアーゼ」
植物細胞の細胞壁に働き植物組織を崩壊する「セルラーゼ」
②代謝酵素
代謝とは、体内で起こる化学反応のことです。
この代謝によって、身体にとって必要な物質を合成したり、体内に吸収された栄養素からエネルギーを作り出したりしています。
また、新陳代謝や血液循環の促進、免疫力アップ、老廃物の排出など、生命活動のすべてに関係しており、私たちの生命維持のために欠かせない代謝を促進しています。
●お互い一人では働けない・・・・
酵素が働くには、材料(基質)が必要です。
タンパク質を分解する酵素ならタンパク質が材料として必要になりますし、デンプンを分解する酵素ならデンプンが必要です。
しかし、それだけでは足りない事があります。
酵素の中には、それ自体で活性を発現するものもあれば、酵素のみでは活性がなく、活性発現にはある種の低分子の有機化合物を必要とするものもあります。
要するに、酵素の多くは単体で機能することができないためサポートが必要となってくるのです。
そのサポートを担う成分が「補酵素(コエンザイム)」です。
補酵素も、それ単体では機能することができないので、酵素と補酵素は切っても切れない関係にあるのです。
●補酵素
酵素の活性に関わる補酵素の特徴は・・・
※タンパク質以外のものでできているので、熱に強い。
※低分子である。(酵素は高分子(大きさがでかい)ため、酵素自身を作るのには時間がかかるが、補酵素は小さいので早く作ることができる)
※酵素と可逆的に結合する。(可逆的とは、一旦くっついたものが、もとの状態に戻るということ。つまり、くっついたり離れたりすることが簡単にできる)
タンパク質以外のものって、どういうものでしょうか?
代表選手は、皆さんお馴染みのビタミン&ミネラルです。その中の一部を表にしておきました。
酵素と補酵素のおおまかな働きと関係性はお分かりいただけましたか?
さあ、ここでいよいよ「コエンザイムQ10」を登場してもらいましょう。
コエンザイムQ10
●コエンザイムQ10の働き①
コエンザイムQ10は、ビタミン様成分です。
全身の細胞に含まれるミトコンドリアに多く含まれています。
ミトコンドリアは、体内のエネルギー産生工場。
そこでは、食事として補った糖質やタンパク質、脂質などの栄養を人間の生命活動に必要なエネルギー(ATP)に作り変えていますが、そこで、働き手として活躍しているのが、コエンザイムQ10です。
つまり、ATPを作るうえで、必要不可欠な補酵素だということです。
●コエンザイムQ10の働き②
コエンザイムQ10は、ATPをつくる上で欠かせない
補酵素。それ以外にも大きな役割があります。
コエンザイムQ10は、体内の脂肪の酸化を防ぐ抗酸化物質だったのです。ですからコエンザイムQ10は、ミトコンドリアに限らす、体内のあらゆる場所にあって、そこが錆びないように守ってくれているのです。
ビタミンCやビタミンEも抗酸化物質なのですが、それだけでは最大限の抗酸化力を発揮できません。
コエンザイムQ10というパートナーが必要なのです。
コエンザイムQ10は、ATPという生命活動のエネルギーを生み出すためになくてはならない物質であり、また大切な抗酸化物質でもあります。
だから、私たちは、自分の細胞の中でコエンザイムQ10を合成しています。
しかし細胞の中のコエンザイム10量は年齢とともに減少します。
心臓の場合、20代で最もコエンザイムQ10の量が多くなり、40代では3割、80代では5割も減ってしまうのです。
また、病気になってしまうと、血中のコエンザイムQ10の量が減ってしまうことも確認されています。
コエンザイムQ10は、もともと心臓疾患の医療品として使われてきましたが、2001年の食品規制の緩和により健康食品として使われるようになりました。
ですから、ニュートラBK9にも配合ができています。
とても、ありがたいです!!
コエンザイムQ10は、生きるために必要な成分!!
だけど加齢とともに減少してしまう。
そんな理不尽な~と思ってしまいますよね。
ならば、積極的に不足した成分を補う!!
ニュートラBK9と、補酵素の役目をしっかりしてくれる
ビタミン&ミネラルたっぷりのニュートラヴァイタの組み合わせで、不足分を補って、元気に過ごしてまいりましょう。
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