【5-2】東京で育つ牛!?新鮮ジェラートがモ〜うまい!「ウエストランドファーム」[瑞穂町]
みなさん、こんばんは。
かわばたです。
先日、「大寒」を迎え寒さもどんどん強まってきていますね。朝、布団から起きるのがめっきりしんどくなりました。
さて、今回紹介するのは、瑞穂町で育った牛たちのジェラートが食べられる
\\ ウエストランドファーム //
です。
正直、季節外れではありますが、温かくなった春を楽しみに見てみてください。
■牧場直営のジェラートショップ
ウエストランドファームは、清水牧場さんが運営するジェラートショップです。
箱根ヶ崎駅からは、レンタサイクルでおよそ10分くらいでした。
岩倉街道はそこそこ車通りの多い道なので、通るときは気を付けてください。
牧場の敷地内にジェラートショップがあるのでヤギを見学できる場所もあり、小さい子どもを連れたファミリーでにぎわっていました。
【ウエストランドファーム】
〒190-1231
東京都西多摩郡瑞穂町大字長岡長谷部353-3
TEL / FAX:042-557-8077
■新鮮ジェラートを食す!
今回頼んだのは、「しぼりたてミルク」(左)と「東京紅茶」(右)のコーンダブル(430円)です。
思わず看板を入れて一枚。
テンション上がる~~!
ミルクは牛乳の味がしっかりしつつ、それでいてさっぱり。うまい。
紅茶は、ミルクベースにほのかな紅茶味で、口の中でミルクティになりました。こちらも、うまい。
ジェラートの魅力は、ソフトクリームとは違いさっぱりとしている点だと思うのですが、ここのジェラートはその魅力が最大限引き出されているように感じました。新鮮な牛乳を使っているからですかね。
あと、さっぱりジェラートを乗せているコーンがサクサクで、相性抜群。
ちなみに、バックスリーさんは「しぼりたてミルク」(左)と「かぼちゃ」(右)のカップダブル(430円)。
「かぼちゃの味がちゃんとする」と言っていました。
他にも地元食材を使った味がたくさんあるので、何回も行って楽しみたいですね。
■酪農界の先駆け、清水牧場さん
こちらのジェラートショップを経営する清水牧場さんは、戦後すぐの1946年創業。約120頭の乳牛を飼育する東京都内では最大の牧場だそうです。
東京都で唯一の自動搾乳ロボットを採用し、毎日生乳を出荷しています。
「IT農業」などと聞くようになりましたが、酪農も今では機械化、合理化し、いわゆる汚い、きつい、くさいの「3K」ではなくなってきているようです。清水牧場さんでは少ない従業員でも交代で休みを取れるとか。
機械化を進めていることや「6次産業化」を実現している点からは清水牧場さんの先駆的な経営方針を感じます。私たち消費者からすれば、こうした6次産業化は生産者の顔が見えるというのが、嬉しいポイントですよね。
6次産業化・・・1次産業としての農林漁業と、2次産業としての製造業、3次産業としての小売業等の事業との総合的かつ一体的な推進を図り、農山漁村の豊かな地域資源を活用した新たな付加価値を生み出す取組(農林水産省HPより)
「6次産業化」を詳しく知りたい方は農林水産省のこちらのページをご覧ください。
■東京にも酪農はある。
みなさんは「酪農」というとどこをイメージしますか?
多くの方は北海道をイメージするでしょう。「レモン牛乳」が有名な栃木県や「マザー牧場」のある「千葉県」を思いつく方もいると思います。
では、東京都でも酪農が盛んに行われていたことを知っていますか?
時代をさかのぼること150年、明治時代のはじめ頃。当時の東京では、江戸幕府の倒幕により武家屋敷が空き家となり、かつ武士たちの失業が課題となっていました。そこで、始められたのが酪農だったそうです。
乳製品の一大消費地は東京。しかし、輸送手段が未発達だったため、東京近郊、というか東京都内での酪農生産が始まったようです。
中心部では昭和初期まで酪農が盛んに行われ、次第に多摩地域へ移っていったそうです。
現在、多摩地域の牛乳は「東京牛乳」として売られています。
東京牛乳・・・東京都酪農業協同組合と多摩地区の酪農家及び協同乳業で共同開発した産地指定牛乳(東京牛乳HPより)
生産者の牧場は、清水牧場のある瑞穂町、日の出町、あきる野市、青梅市、町田市、八王子市です。ホームページでは生産者紹介があるので、どんな方がいるか見てみてください。あなたの家の近くにも牧場があるかもしれませんよ!
「東京牛乳」は産地直売所やスーパーマーケットなどで売っているので、意外と身近で手に入ります。近所のスーパーでぜひ探してみてください。
ちなみに、東京牛乳を生産している協同乳業工場は第3歩で紹介した日の出町にあります。日の出インターチェンジのすぐ近くなので、物流にはもってこいの場所ですね。
■まとめ
清水牧場さんのウエストランドファーム。
おいしいだけでなく、ちょっと東京の歴史も感じられる場所でした。
みなさんも、東京の「美味しい」を探しに来てみてください。
最後に農林水産省の職員がやっている公式Youtubeがえらく面白いので、暇な方はぜひ見てみてください!公務員とは思えない動画ばかり(笑)
さて、次回のNut‐s!は
時代はSDGs! 瑞穂町のリサイクル拠点
をご紹介。
お楽しみに~!
【参考】
文責:かわばた