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第2歩「檜原村北秋川ってどんなところ?」
こんばんは【かわばた】です。
新しい年度になりましたね。
新しい職場、新しい学校、新しい家など、なんとなくソワソワするこの頃ですね。
さて、第2歩目に選んだのは西多摩の中でも、「移住」や「ワーケーション」などで注目度が急上昇している
檜原村・北秋川
です!
「東京の奥座敷」とも言われ、自然と生きる暮らしが今も息づく檜原村。
歩いてみたら、受け継がれる歴史や文化に出会いました。
まずは、オリジナルムービーをどうぞ!
今回はアニメのOPテイストです!
■基本情報
場所:東京都西部
面積:105.41㎢
人口:1,160世帯 2,138人(R2.1.1時点)
アクセス:武蔵五日市駅から路線バス約30分
地形など:周りを急峻な山々に囲まれ、総面積の93%が林野で平坦地が少なく、大部分が秩父多摩甲斐国立公園となっており、「the山!」という風景です。
村の中心に東西に伸びる標高900〜1,000mの「浅間尾根(せんげんおね)」があり、尾根の両側を流れる北秋川と南秋川に沿って、集落が点在しています。
中央を尾根が分断しており、集落がそれぞれ少し離れているため、集落間の移動に苦労したんだろうなということが伺えます。(川に沿い蛇行した道が続くので車酔いしやすい方は注意です。)
それぞれの谷筋を北谷、南谷なんて呼んだりもします。今回は北側の北秋川(北谷)に沿って紹介していきます。
檜原村の概要は2020年発行の村勢要覧ですごくきれいにまとめられているので、ぜひチェックしてみてください〜!
■特産品はじゃがいも
傾斜地の多い檜原村では、畑も傾斜地です。水はけの良い傾斜地の畑では実はじゃがいもが適しているそうで、村の特産品になっています。
じゃがいも焼酎やじゃがいもバーガー、ポテトクッキーなど様々に楽しめます。
(檜原村観光協会HPより)
また、村のキャラクターが「ひのじゃがくん」というじゃがいものキャラクターです。個人的にはこのあほ面というかと、ぼけた顔というかがなんとも好きですね(笑)
実物は意外にきびきび動くので、イベントなどで見つけてみてください。
■滝の村
檜原村にはおよそ50カ所の滝があります。中央に浅間尾根があり、周囲を山に囲まれているため、山から川に流れ込む沢道が数多くあります。
それらの沢道に滝が点在しているため、これほど多くの滝があるのです。一番有名なのはバス停にも出てくる「払沢の滝」ですが、その他にもそれぞれ味のある滝がたくさんあります。
(払沢の滝)
■エコツーリズム
最後に紹介しておきたいのが「エコツーリズム」です。檜原村では2018年に村全体のエコツーリズム構想が国に認定され、エコツーリズムの動きが活発になっています。
(東京ひのはらんどHPより)
そもそもエコツーリズムとは、
地域ぐるみで自然環境や歴史文化など、地域固有の魅力を観光旅行者にお伝えして、その価値や大切さを理解していただき、環境保全につなげていくことを目指す仕組み
(東京ひのはらんどHPより抜粋)
のことを指します。
斜面地が多く、近隣自治体のような住宅地化や工業化、都市化が浸透しなかった檜原村では、今でも自然のままの風景や、昔の暮らしが息づいています。
こうした暮らしぶりや風景を楽しめる檜原村のエコツーリズム、これから目が離せませんよ〜!「ひのはらんど」というネーミングもゆるっとしていてgoodです!
また、このHPの中でも紹介されている「エコツアーの心得」というのがかなり良いもので、Nut-sの活動でも参考にしています。
こういう心得を見ていると、私自身、観光地に住んでいるので、「観光リテラシー」ともいうべき観光する時の姿勢について、もっと広まっていって欲しいなと思います。
観光地にだって、そこに住む人がいるんだぞ!
とね。
■まとめ
山と川に囲まれて暮らす檜原村。今回はおおむね北秋川に沿って紹介していきます。
まさしく「東京とは思えない風景」が広がる村で、Nut-sが出会ったものとは?
季節感が若干あれですが、「今は秋だ」と思って読んでみてください(笑)
次回、スポット紹介1つ目は
通称“アメリカ淵”檜原村の玄関口
「中山の滝」
です。お楽しみに〜
【参考資料】
『檜原村史』檜原村(1981年)
『秋川流域たのしるBOOK』秋川流域Eツーリズム推進検討会(2020)
・東京ひのはらんどHP
・檜原村ホームページ
文責:かわばた
訪問日2020.11.20