ダーク大和さんのこと
ダーク大和(やまと)さん、という方がいた。昭和の手品師で、筆者は小学校に上がりたての頃に一度お会いしている。そしてつい一月ほど前まで、著名な方だったと存じ上げなかった。謹んでご冥福をお祈りします。
筆者は昔から手品やトリックが好きで、小学生のころのいちばんの愛読書は学研の『忍術・手品のひみつ』であった。大和さんと出会ったのは旅行好きの両親に(無理やり)連れて行かれた、どこか遠くの旅館でだ。大和さんはそこの屋内(地下だったか)にある土産物屋のそばで、手品の営業をされていた。壇