自分で自分の作品を語る🌱 ⑥〜⑧

こんにちは、ぬまです!

今回も、今まで自分が書いた詩のセルフライナーノーツになります。

みなさんの創作の刺激に、もしなれたら、そんなに嬉しいことはないなぁ、なんて思っております👀

もうさっそく作品にまいりましょう!!
よろしくお願いしますっ!🐧


⑥『春の詩』

この詩は、この詩以前と以後で大きく作風が変わることになるため、重要な転換点となった作品です。

それまでの自分の作品とは違い、いわゆる散文詩を書くようになりました!きっかけは、最果タヒさんです。詩集「夜景座生まれ」を読んで衝撃を受け、浮かんだ思いをそのまま文字に起こすようなスタイルにとても惹かれました。

自分もこのスタイルでやってみたくて、実際に自分の心に浮かんだ思いをそのまま書いてみた所、この詩が生まれました。

どうやらこの時の私の心にあったのは、社会人になることへの漠然とした不安と違和感。毎朝アラームに起こされて、なんとなく流されるように仕事をして、そして疲れて帰っていく、この繰り返し。固まったサイクルの中で、本当に人の心の美しさに触れられるのだろうか、気づけるのだろうか。

そんな想いが私の中にぷかぷかと浮かんでいて、そこをガッと網で掬ったら、なんとも面白い作品に。
これ以降、この心の中を掬い取る作業がとても好きになり、散文詩をよく書くようになりました🌱



⑦『雨と低気圧』

この詩も散文詩で書いてみようと思って書いた作品ですが、雨の日を受け入れられるようにという想いが込められています。

私自身が頭痛持ちで、低気圧になるとすぐに頭が痛くなります。。そのためか雨の日は嫌いだし、梅雨は身も心もずーんとしています。
そんな梅雨をどうにか乗り切るために、空に同情できるような作品を作ってしまえばいいと考えました。

僕らのようなちっぽけな存在ですら、日々沢山のことで悩みます。生きているだけで辛いことたっぷりです。それがあの大きな大きな空にもなれば、その苦悩のスケールも数も膨大なんだろうな、と想像してみました。

雨の日くらい、僕がその痛みの一部を貰い受けてやろう。そういう気持ちで、雨の日の頭痛を受け入れてあげようと思えるようになりました☔️

ぜひ、雨の日が苦手という方にこそ読んでいただきたい作品です。



⑧「水槽に沈めた命』

この詩は、水族館ってなんであんなに綺麗なの!というところから始まりました。

僕は水族館が好きでよく行くのですが、実際に展示を見ても、写真なんかを見返しても、本当に美しい光景ばかりです。
そしてある時、魚の入った水槽をライトで照らすだけでどうしてこんなに綺麗なんだろう?と疑問に思いました。

ゆったりと泳ぐ魚たちの鱗に反射した光、水槽を照らしてるライトの揺れ動く光、その光が床に落とす影、暗い空間にそびえ立つ水槽からあふれる光。
そう、実は本当に綺麗なのは水族館自体ではなく、そこにある光たちなのだと気づきました。

美しさの正体はみんな光。その対象自体には、実はそこまで美しさはないのかもしれない。逆に、美しく無いものでも美しく見せられる、それが光の力なのかもしれない。
美しさと光の、切っても切れない関係性。そもそも、美しいとは一体、、、

そんな事を考えながら、映像的に書いた詩です。
ぜひ、頭の中にいろんな色を思い浮かべながら、読んでみてくださいね。






今回はここまでにします!
ご精読ありがとうございました、またお会いしましょう〜🌱

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