自分で自分の作品をかたる🌱 ①

こんにちは、ぬまです🐧
趣味で詩を書いている、大学生です!

今回は前からひそかにやりたいと思っていた、セルフライナーノートのようなものを書きたいと思います!!

ひょっとすると押し付けがましいと感じる方もいるかも知れませんが、僕自身がこうした解説や考察をきくのが好きな人間なので、自分でもやってみようと思い立った次第でございます!

数が多いので全てとはいきませんが、その詩を書いたきっかけや、その時のきもちこだわったポイント作者的な解釈なんかを書いていこうと思います〜🌱

それでは、よろしくおねがいします🤲


①『星のあめ』

こちらは、1番多くの方に見て頂いた詩です。

この詩は宮沢賢治作品ハウルの動く城からインスピレーションを受け、そしてその世界観をもとにSNSに飛び交う孤独な声を表現したつもりです!



まず宮沢賢治についてですが、
銀河鉄道の夜やよだかの星などの作品にみられる、あのどこか切なく、儚く、でも美しいという感覚をなんとか自分でも再現できないかと試みました。

もちろん本家には及びませんが、自分なりの宮沢賢治感のようなものは出せたかとおもいます!

そして、内容の直接的な影響は、ハウルの動く城に登場する「星の子」です。

劇中に登場する、空から地球に降ってくる星の子と呼ばれる存在ですが、彼らは地上に落ちたら死ぬさだめ。死ぬと決まっていて、降ってくるのです。

そんな悲しい運命にありながらも、彼らの降ってくる様はなんとも美しくて、切なくて。その感覚が宮沢賢治作品の持つ切なさとリンクして、自分の中でつながりました。

そして、この二つの要素をもとに出来上がった世界観を使って「SNSのタイムラインに次々と飛んでくる、寂しさを叫ぶ声」というものを表現しました!

この詩を書いたとき、このご時世で人に会う機会が減ったためか、SNS上でなんとなくさびしげな感情を載せた投稿が多いなと感じていました。

そうした寂しい声が画面上を飛び交う様子が、なんだか星の子が降る夜空のようにみえたのです。そうして、この詩を書くに至りました!

寂しさを叫ぶ声が画面の中でたくさん飛び交う。その光景を悲惨なものではなく、儚く美しいものと捉えることも出来るはずです。
大気圏に突入して燃え尽きる岩くずに、願い事をするような、我々ですから。






ご精読ありがとうございました!!

初めての試みで、かつとても思い入れのある作品だったので、一作品で終わってしまいました💦

今後、他の作品についても書いていこうとおもっていますので、またぜひお会いしましょう🌱



ぬま

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