腰痛・ぎっくり腰に効く漢方薬は?|芍薬甘草湯 |疎経活血湯|
腰痛・ぎっくり腰に効く漢方薬
腰痛・ぎっくり腰になった時、痛み止めの薬を飲むという人も多いでしょう。
しかし、中には副作用が怖くて控えている人もいるはず。
そこで今回は副作用がないと言われる漢方薬の話をします。
情報は、以前「林修の今でしょ!講座」でやっていた帝京大学医学部付属病院准教授・新見正則先生の漢方薬講座を元にしたものです。
結論から言うと、腰痛・ぎっくり腰に期待できる漢方薬は
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
と
疎経活血湯(ソケイカッケツトウ)
です。
この2つの漢方薬について詳しく説明していきます。
芍薬甘草湯
「林修の今でしょ!講座」では、芍薬甘草湯は急な痛みに効果が期待できると紹介されていました。
”急な痛み”と言うことから、腰痛の中でも特にぎっくり腰の人に向いている漢方薬だそうです。
芍薬甘草湯は
ボタン科・芍薬の根
マメ科・甘草の根
の2つが組み合わさって出来た漢方薬。
痛みの緩和効果があることから、尿管結石や生理痛にも芍薬甘草湯は効果が期待できるそうです。
因みに、漢方は生薬の数が少なければ少ないほど即効性が高いと紹介されていました。
芍薬甘草湯の場合、2つしか生薬を使っていないのでこの条件にも当てはまります。
疎経活血湯
芍薬甘草湯が急な痛み用であるのに対し、疎経活血湯はある程度痛みが和らいできた人用のものになります。
つまり、
芍薬甘草湯 → 急性
疎経活血湯 → 慢性
と言うことになります。
疎経活血湯は12種類の生薬から成り、その中には芍薬甘草湯も含まれています。
前述の通り、種類が増えたことで急性の痛みには不向きで、慢性の痛み向けとなります。
まとめ
まとめると、ぎっくり腰の時は芍薬甘草湯。
慢性的な腰痛の時は疎経活血湯と言うことになります。
症状に合わせて、飲み分けるようにしましょう。
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