手術についてなにか質問はあるかと医師に尋ねられた伯父は、今日同じ手術を受ける患者は何人いるのかと聞いて相手を困惑させていました。

伯父を入院させてきました。体調が悪いのですが、他に人がいないので仕方がありません。帰宅してからずっと寝ていました。明日は退院させるためにまた出かけなくてはなりません。そういえば父の葬儀の日も、わたしは体調が悪いなか喪主をつとめたのでした。母親もあいかわらずなにもしません。

母親に話が通じないため、理解してほしい事柄をノートに記して渡そうとしたことがあります。しかしいざペンを持つと「用事がある時は話しかける」「人のものを勝手に使わない」……。わざわざ書くのがばかばかしくなりやめました。こんな人間関係の基本さえも伝わらないことに絶望するばかりです。

伯父は「年を取ったから目が硬くなって手術が難しいんだ」と言っていました。実際は病気を限界まで放置したためです。医師も「大切に育てて…」と呆れている様子でした。以前にも同じことをして半身不随にまでなったのに、なぜまた繰り返してしまうのでしょうか。

白内障の手術のため伯父を入院させてきました。明日退院です。わたしは仕事を抜けて迎えに行く予定なので、退院する時に電話をかけるよう頼みました。すると「仕事は休めないのか。鵺が病院に来て待っていてくれたら電話をかけずに済む」と言われました。( ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ…。

体調が悪いので数日寝こんでいます。さきほどようやく起きて台所へ行くと、湯沸かし器が壊れたというメモが置いてあったのでうんざりしてしまいました。文末は「どうすればいい？」。湯沸かし器の表面に太字で印刷されているお客様センターの連絡先に電話をすればいいのではないでしょうか。自分で。

病気を早期発見して早期死亡した父のこと

父が亡くなってから２年が経ちました。あまりにも突然のことだったので、いまだに実感がわきません。普段通りの生活をするなかでふと「あれ？お父さんどこ行ったんだっけ？」と疑問がよぎります。そして「あ、もういないんだ…」と再認識しては胸がすーっと冷える。そのくりかえしです。 火葬をし、骨もこの手で拾ったというのに父を死者として扱うのが辛く、仏壇に手を合わせられない日もあります。今回は自分の気持ちの整理をするために父のことを書きます。亡くなる前から現在までの経緯を簡潔にまとめると以下

長いあいだ、家で使うものは母親と共有してきました。しかしストレスを感じるならやめていいのだと10年ほど前に気づきました。これまでも調理器具などを別にすることで生活が少しずつ快適になってきています。今日はドライヤーを注文しました。届くのが楽しみです。

セルフネグレクトの伯父のこと②

以前書いた伯父の話の続きです。 たこ焼きを買ってきてほしいと伯父に頼まれたので老人ホームに持って行きました。すると、たこ焼きの入った袋をおぼつかない手つきでがさがさと探りながら「これはすぐに食べられるの？」と言われました。意味がわからなかったので聞き返すと「見えないから開けてほしい。ソースもかけて」と頼んできました。 伯父の話す内容のほとんどはこうしたことです。人の顔が見えない、テレビもよく見えない、手元が見えないから文字も書けない、書類が見えないから書いて、あれやってこれ

性的嫌がらせのこと①

【ご注意】 わたしが過去に受けた性的嫌がらせの体験を書きます。苦手な方、フラッシュバックが起きる方はお読みにならないようお願い申し上げます。当時はよく理解できなかった事件を振り返り「気持ち悪かった」の一言で終わらせずに咀嚼して成仏させるためのお焚き上げ記事です。 ・公園追いかけ回され事件 生まれて初めて性的嫌がらせにあったのは幼稚園の頃だったとおもいます。同い年くらいの男の子にキスを迫られて公園中を追いかけ回されました。つかまったら殺されるというほどの恐怖で必死に逃げるわた

無能で非力であるという形で行われる暴力

以下、信田さよ子著「母が重くてたまらない」（秀逸な題名…）からの引用です。 まるでわたしの母親のことをわかりやすく説明しているかのようです。あたしはなにもできないかよわい存在なの…という顔でそこにいる。文字通り無言でただそこに「いる」だけなのです。 しかしそれで生活が成り立つはずもありません。行動しなければ当然ポストに郵便物がたまり、台所のシンクは汚れて水があふれ、ごみはどんどんたまります。それでも彼女は置き物のようにものも言わず動きもしない。 だからいつもわたしがやる

降り積もる小さな不満

長年使っていたプラスチックのかごが割れてしまったので、昨日ごみ袋に捨てました。しかし今日帰宅すると、なぜかそのかごが台所で使われていたので唖然としてしまいました。 もちろん母親の仕業です。自分が決断して処分したものを勝手に拾われるのは本当に不愉快なものです。こんなことがあるから、家の中でごみ袋に入れたとしても外の収集所に出すまでは油断ができないのです。以前も似たようなことがあったのでうんざりしています。 最近母親は台所を「片づけている」つもりらしく、わたしの物を勝手に移動