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あなたの言う通りだとしたらわたしはこれから先どう生きていけばいいのさ
運命を信じますか?
運命の人は信じないけど、運命自体は信じている。
こうなったのも全部必然だと。
週末、
週末も平日も関係ないけれども。
一人で商店街の中華料理屋で日替わりランチを食べ、
お気に入りの珈琲店に入った。
お気に入りと言ってもそんな大したジブリのような店主のこだわりが濃縮されたお店ではなく、
ただのチェーン店。
こういうお客さんがたくさん入れる店のほうが落ち着く、
バイトのお兄さん、
パートのお姉さん、
近所のサラリーマンか資格の勉強をしている主婦。
誰もわたしに気づかない、
気にしない、
わたしがここに居ても居なくても誰の感情を揺らぐ事無く。
アイスコーヒーを頼んだ、
キンキンに冷えたコーヒーを飲むと少しだけ歯がしみる。
この歳なのに、
腰も首も膝も歯も弱い。
実際心も老いているから仕方ないよね。
おそらくわたしがこの日にこの店に入って、
アイスコーヒーを頼むことはずっと前から決められていた運命だと思う。
だからこうして文字に残そうとしている。
別になにか特別な感情を抱いている訳ではなく、
ただ今日も、
今日も死にながら生きている。
深いコーヒーはまるで宇宙の様だ。
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