#note毎日更新
愛嬌を捨てたい、あの時はそう思っていた
可愛くない私が世渡りするために得たスキル顔が可愛くない私がこの世で生き残るためには、愛嬌しかないと無意識に思っていた。困った顔してわかんないと首を傾げれば、誰かが手を差し伸べてくれた。無邪気な幼子のようにふるまえば、誰かが助けてくれた。それを「新種のぶりっ子」(多分顔が可愛くないのにぶりっ子しているから)と称した人もいたけど、愛嬌をふりまけば若干は楽に渡り歩いてこれたのだから、ぶりっ子だって別にい
もっとみる私は怒り方がわからない
カタカタとキーボードを打つ指にぐっと力が入る。カタカタと響いていた音が一変、ダン、ダン、と響き始める。指先にこもる怒り。指先だけにこめて、顔は、冷静に、崩さないように。抑えろ、抑えろと自分に言い聞かせる。
私は短気な自覚がある。沸点が多分低い。すぐイラっとする。普通にモノにあたったりする。もちろん誰も見ていないことを確認してから。キーボードを強く叩くのも、誰も見ていない前提でイライラを思いっきり