アラサーOLの休日〜ピラティスへの決意と入会
ついに、ピラティス系OLになる契約を結んできた。
これはピラティス教室に通うまでの葛藤と、入会までの体験記だ。
ファッション趣味?
アラサーOLがヨガやピラティスにはまりがちなのは知っていた。
社会人になって体を動かすことが少なくなると、体を動かすことの重要性を感じるのだろう。
イケてる同年代女性はピラティスをしていることが多い。
美意識の高い友人、読モ、インスタのフォロワーが2000人くらいいる準読モのような女性の多くが、平日夜や休日はピラティスに行っている。(もしくはパーソナルジム)
ただ、私は近所をランニングしたり宅トレしたりすることは割とできる方だ。
だからお金をわざわざかけて運動しにいくって、どうなのだろう。
(ピラティスはまあまあ割高な趣味だ)
そんな私がわざわざお金をかけてピラティスに行くのってファッションじゃない?
通うことを決めた理由
そもそも、私がピラティスに興味を持ったのはいくつか理由がある。
①インナーマッスルが欲しい
姿勢が悪すぎる。
毎年、その年の目標の一つとして「姿勢を良くする」を入れているが、一度も実現できていない。
23年には、姿勢矯正椅子を購入した。
しかし、私はその上に胡座をかいた。
本当に、胡座をかいて座る。矯正椅子は変な形のプラスチック椅子と化した。
インナーマッスルとは、「意識しなくても姿勢を支えてくれる筋肉」らしい。今は意識しようとしても気づいたら姿勢が悪くなってるというのに。
他にも鍛えると冷え性の改善などのメリットがあるようだ。
そしてこのインナーマッスル、手強いのが簡単に筋トレでつかない。
年末に、プランクチャレンジをしたのだが、表面的な筋肉はつけど、インナーマッスルまではついた気がしない。
②ピラティス講師の女性に憧れがある
正確には、ピラティス講師のような、おしゃれで、芯の強そうな、バチバチのギャルに憧れがある。
人から憧れられるいくつになっても美しいオーラのある女性になりたいと思っている。
姿勢を改善したいと思っているのも、そんなオーラづくりの一環だ。
何より、仕事終わりに何もすることがない、とSNS漬けになるのではなく、「ピラティスに通っている」と言える女性になりたい。
憧れの女性になれる気がするし、インナーマッスルがつく。
十分理由は揃った。
そしたら、ピラティス、通っちゃえよ!
一度抑圧していたものが外れたので、そこからの行動は早かった。
近辺のピラティス教室で、価格が予算内、レッスン回数が多いところをピックアップ。体験予約を済ませた。
体験当日の朝
9時前に目覚ましをかけたはずだが、朝10時に起床。
ヘルシー女性になると決めた私は、本当は7時に起きたかった。
頓挫した感はあれど、私の気持ちは昂っていた。なんせ今日からステキ女性たちの仲間入り記念日なのだ。
バタバタと簡単な家事と身だしなみの準備をして11時前に教室の最寄駅へ移動し、パン屋へ入る。
レッスンの2時間前までにご飯は済ませるようにとの注意書きがあった。
健康診断さながらの食事制限がつくなんて、一体どんな運動をすることになるんだ?と思いながら、メロンパンとベーコンエピを食べた。
駅前の綺麗なビルに、その教室はあった。
「これからピラティスに向かう女」として、なんとなく背筋が伸び、サクサク歩く。
入ると、受付に、木目調の内装に、ネオンのロゴが輝いていた。リラックスとおしゃれを両立するセンスの良い空間に、ついにこんなところに通うようになるとは、と何となく感慨深い。
私が到着した時は、前のクラスが受講をしていた。
早めにロッカールームに通され、レンタルしたウエアに着替えた。
まずい。ピラティスのユニフォームがタンクトップなんて知らなかった。
早速読んで字の如く、脇が甘い状態であり、腕を上げられる状態になかった。
腕を伸ばす動きなんてザラにあるだろう。
ピラティス女性は、突然のタンクトップにも耐えられるのだろうか。
(受付で上着を貸してもらえた。)
そんなこんなしていると、前のクラスの受講者が終わり、一気にロッカールームに流れ込む。
皆私服がおしゃれ。いわゆるおしゃれ着ではないものの、皆それぞれセンスが光る。
テキパキした動きで皆一気に着替え、一気に帰っていった。
日曜の昼からピラティスに通い、テキパキとタスクをこなす、そんな彼女らが美ボディであることは想像に難くないだろう。
体験レッスン開始
そうこうしているうちに、いよいよ講習開始。
リードしてくれるのは、小麦肌の健康的な女性。
姿勢が良くて、きゅっと上がった口角は、私が愛嬌を100%振りまいても足らないくらい素敵なオーラを振りまいていた。
これこれ、この感じ!!
あなたに憧れて今日来ました。
マシンピラティスといって、器具を使ったピラティスに参加した。
ベッドのような器具が一人1台用意されており、その上でエクササイズを行う。
具体的には、寝っ転がった状態で、足元のバーを押すとベッド部分が水平方向に動く。
マシンの力は、宅トレでは掛けられないレベルの負荷がかかるのがわかった。
インナーマッスルがプルプル震え、熱を発しているのがわかる。
講師の女性がマイクで次々と指示を出し、それに合わせて動く。
なぜ一部だけリアルな英語の発音になることがあった。
発音がやけにいいが彼女は帰国子女か?
講師には西海岸を感じる人が多いのはなぜか?と考えが膨らんだが、
オシャレギャルの言うことはなんとなくオシャレなんだからそれでいい。
講習を終えた私は、迷わずその場で契約をした。なんと一緒に体験したメンバー4人全員が契約していた。
「これから毎週、仕事終わりの時間をピラティスに当てて、充実ルーティンを作るんだ!」と思い、登録用のクレジットカードを差し出すことさえも誇らしかった。
速攻感じた効果
大胸筋がひたすら筋肉痛。初めてこの部分の筋肉を意識したかもしれない。
そして姿勢が正しい位置に戻される感覚。
後は筋肉がちゃんとついたら維持できるのだろう。
コートを脱いでもずっと体温が高かった。
マシンの上でプルプルお腹の筋肉が震えたあと、体温がグッと上がった感覚をおもいだした。インナーマッスルが冷え性改善に役立つのも納得だ。
それにしても
最寄りでクリスピークリームドーナツを食べてしまった。
パンをレッスン前にちゃんと2つ食べたにもかかわらず、とてつもない空腹に襲われた。
春の限定商品、342kal。
ピラティスからの、クリスピークリームというプラマイゼロルーティーンを確立してしまいそうである。