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HISキャンセル保険申請とエアアジア払戻の記録 〈後編〉

これは、HISでWEB予約したマレーシア旅行を、エアアジアによる日程変更を受けてキャンセルし、その後無事にエアアジアの払戻金とHISのキャンセル保険金を受領したときの備忘録です。
似た事で困っている方の、少しでも参考になりましたら幸いです。

〈前編・キャンセルする事にした経緯〉はこちら↓

キャンセルしよう

さんざん悩んだ結果、この2択にした。
◎もし今回のケースがキャンセルサポートの適用になるならキャンセルする
◎適用にならないなら旅行を決行する

すでにもう出発前日。
HISのサポート電話番号に電話をして聞いてみた。
その前日にエアアジアの噛み合わないAIチャットやサービス終了済の電話でやや疲弊していたので、人間と話ができる喜びをじわじわ感じた。
結論、今回のはキャンセルサポート適用案件だった。
なのでその電話でそのままキャンセルを申し入れた。

HISキャンセルサポートとは

HISでは旅行の申込をすると「キャンセルサポート」という任意の保険に加入できる。

ベーシックプランは1500円で申し込める。
コロナやインフルで行けなくなってしまった場合も補償される(条件あり)ので、先行き不安な世の中の強い味方。

要件を満たしていれば、『ホテルと飛行機のキャンセル料 + HIS取扱料金』の70%を補償してくれる。
※全額戻ってくる訳ではないので注意

これに申し込んでいたので、キャンセルという選択肢を考える事ができた。

今回の私のケースは
「2時間以上の交通機関の遅延・運休・欠航」
という要件に該当するとの事。

ちなみにワンランク上のワイドプラン(18000円〜)だと完全な自己都合でもキャンセル可能。
「気が変わった」とかの理由でもOKだという。高いけど凄い。

今回のケース→航空券は払戻し案件

後から知ったのだけど。
エアアジアのようなLCCの場合、予約が少なくて空席が目立つ便は消滅させて他の便に乗客を振り分ける事があるという。
成田や関空みたいなメジャーな空港発着便ならそこまで頻繁ではないと思うんだけど、新千歳みたいな地方空港発着だとそれなりに色々厳しいのかもしれない。
私が乗るはずだった便も検索に全く引っかからなくなってしまったので、今回のはまさにそれなのではと思う。

HISの電話窓口によると、今回のキャンセルの直接の原因である「欠航」は航空会社の都合なので、航空代金はキャンセルサポートの補償ではなく航空会社による全額払戻しになるという。
運賃+関連する代金(空港使用料や受託手荷物代など)はすべて払戻しになる。
そして、そのような払戻しがある場合は、払戻される金額を除いた額が補償対象となる。
なので今回の場合は、ホテルのキャンセル代 + HISの取扱料金が補償対象。

今回のケースだとこうなる

しかし、実際に航空会社の払戻額が確定してからじゃないと保険の手続きができないらしく、とりあえずエアアジアから返金されるのをひたすら待つ事になった。

エアアジアへの払戻請求はHISの方でしてくれた。
これまでの感じだと払戻請求も自分でやらなきゃいけないかもしれないと思ってたので、すごくホッとした。よかった…
ただ、どれぐらい待つのか聞いてみると「エアアジアの場合は早くて半年、長ければそれ以上」という。
なんと。
半年の間にうやむやになって無かった事になったりしない…?
エアアジア大丈夫…?
不安だけど、信じて待つしかない。

保険会社に電話する

キャンセルサポートの保険業務は三井住友海上火災保険が行なっている。
なので、HISで話がまとまった後、自分でその旨を保険会社に連絡する必要がある。

流れはこのような感じ。

①HISから案内された三井住友の番号に電話をして、改めてはじめから事の顛末を説明する

②電話のあと、三井住友からSMSで保険金申請ページのURLが送られてくる

③リンク先のフォームに必要事項を入力し、書類(変更前後の旅程表のPDFなど証拠になるもの)をアップロードして送信する

④三井住友の確認が済み次第、保険金が支給される

ただ今回はエアアジアの払戻金が確定しないとこの手続きができないので、②でいったん中断する事になった。

エアアジアからの払戻金は、
エアアジア→HIS→私が支払ったクレジットカード会社→私
という流れで支払われるという。
なので、エアアジア→HISに払戻金が支払われた時点でHIS→私に連絡が来るとの事。
ひとまず、この時点でできる事はすべて終了。
あとはエアアジアを信じて待つのみ。

2ヶ月後に航空券の払戻完了

キャンセルからちょうど2ヶ月後、HISから連絡があった。
エアアジアの払戻し手続きが完了したとの事。

よかったあああ

しかも半年を覚悟してたのに2ヶ月で返金。
早い…!
エアアジア、ちゃんとしてたんだ…
よかった…
これで払戻し金額が確定したので、やっと保険手続きの③に進める。

いよいよ保険の手続き開始

請求するべき金額が確定したので、SMSでもらってたリンクから申込フォームへ飛ぶ。
必要事項を入力して、必要書類をアップロード。
私は下の5つを送った。

1. 申込時の旅程
HISのマイページの旅程ページをPDF保存したファイル

2. 変更前の発着地と経由地のスクショ
変更前のフライト詳細がわかる画面をスクショした画像

3. 変更された旅程
エアアジアの、翌日乗換便に変更されている旅程のページをPDF保存したファイル

4. 航空券代金の払戻し完了の連絡
HISからその旨の連絡があったメッセージページをPDF保存したファイル

5. 今回のサポート対象になる金額が明記されたもの
HISのマイページの中で、ホテルのキャンセル料とHIS取扱料金がわかるページをPDF保存したファイル

不足があれば連絡をもらえるとの事だったけど、これで大丈夫だった。

そこからはまさかの超スピード展開。
申請から3日後に保険金が振り込まれた。
三井住友すごい。
HISの方も、払戻し完了の連絡から2日後にクレジット処理が行われていた。
HISすごい。
エアアジアの社風に少し慣れてきていたので、日本企業のスピード感にびっくりした。

ちなみに、今回私はWEBでの申請にしたけど、郵送での申請も可能です。
その場合は郵送用の書類を送ってもらい、その書類に必要事項を記入して、証拠となるプリント類と一緒に返信用封筒で送ればOKです。

すべて無事に完了

こうして無事にエアアジアの払戻金とキャンセル保険の補償金をすべて受領し、この一件は終了した。
入ってて良かったキャンセル保険。

HIS以外にも今は色んなキャンセル保険があるので、ちょっと高額になる旅行の時は必ず申込むようにしようと思った。
ちなみにHISじゃない旅行の時は「Mysurance(マイシュアランス)」が便利なので使っています。HISより保険料は若干高いけど、もしもの時に全額補償してくれるのが良いです。
もちろん無事に旅行に行けるのが1番いいんだけど、どうしようも無い時の強い味方があるのはとても心強い。

以上です。

今回キャンセルしたマレーシア旅行の仕切り直しがこちら↓
エアアジアに懲りていたのでANAのセールで行きました。

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