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自分が自分を見ている。


自分が人から悪く思われていたり、人からの注目を集めていると感じる心の動きを自己標的バイアスといいます。バイアスとは偏りのことです。

人の目をなにも気にしないで生きている人というのは少ないと思います。

なんか見られているな、とかみんなと同じ行動をしていないと悪口を言われているのではないかな、と思い込むこともあるのではないでしょうか。

どうしてこういった心の動きが出てくるのかというと、この気持ちのベースには不安と自分へのプライドの強さがあります。


かっこよくいたい、人から無視されたくない。
仕草やふるまいなど他者からみえる部分に向けられた意識です。

たとえば「おはよう」といったのに返してもらえなかったら無視されたって思うし、こちらを見て話をされたら自分のこと?と気になってしまい自信がなくなってしまうことありますよね。


プライドが高い人、というのは自分の外に対して態度を変えていると思っているかもしれませんが、その内にあるものは自分への自信のなさや、物事の原因を自分に探してしまうところにもあるのです。


心理学者のフェニングスタインが考えた
「フェニングスタインの自己認識スケール」というものがあるので、以下試して見てください。

各質問の数字を書き、あてはまる数字の横に○をつけてみましょう。

自己認識スケール

1.自分のしたことについて反省することが多い
2.人が自分をどう思っているのか気になる
3.自分の気持ちに注意を向けていることが多い
4.人に良い印象を与えているかが気になる
5.いつも自分のことを理解しようと努力している
6.人に自分をどう見せるか関心がある
7.いつも自分が何をしたいのかを考えている
8.自分の外見が気になる
9.自分自身の感情の変化に敏感である10.自分の髪型や服装はいつも気にかけている

どうでしたか?○の合計数については以下のように分けられます。

3以下:自己意識が弱め
4~6:自己意識が強い
7以上:自己意識が非常に強い


自己意識にも2種類あり、自分にむけているもの(私的自己意識)と、周りから見た自分を気にするもの(公的自己意識)とに分けらるのですが、奇数の番号の合計が多いほど自分に対しての、偶数番号の合計が多いほど周りへの意識が強いことがわかります。

この中で偶数番号の合計の多いときは不安や心配なことがあると自分へのイメージが被害妄想の域に入ってしまう勢いでマイナスな思考になってしまうことがあります。

自分で考える時間というのは、誰もストップをかけてくれないので、意識しないと止められないもの


ただひとついえることは、自分のことを一番関心を持っているのは自分。


悪口も(実際に言われているのは別として)自分の心の中で自分にいっているというパターンも意外と多いもの。なので、この関心を持っている向きを逆に利用してプラスの言葉がけをしていくことで自分への意識はちょっとずつ変わってくると思います。

ダメ出しをしそうになったとき、少し自分と周りで起こっていることを引きの目線で見る。


自分に対して1番の関心を持っているのがあなた自身なのであれば、かける言葉はいつもより少しプラスのことばをかける回数を増やしてみると、あなたの人生の旅はより豊かなものになるかもしれません。


ここまでお読みいただきありがとうございました(*´꒳`*)


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