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夢見る階段。



アメリカの経営学者でエリ・ギンズバーグという人がいます。どんな人かというとキャリアカウンセリングや職業の発達理論の人です。(もっと知りたい人は検索してみてください!本もあります📚)

ギンズバーグさんは職業選択の発達プロセスは以下のように3段階あるといっていました。

①空想期

遊ぶことを通してをお仕事、キャリアに対するイメージを持っていく時期。
スタート地点は遊びなので、まずは自分のこれしてみたい!これが好き!が満たされるものへ興味を持つ時期。
何とか屋さんごっこ、家でその職業(風)になりきってみる、といった感じです。

②試行期

これはもうちょっと具体的にイメージしていたものを行動に変えていく時期です。

好きか嫌いかで判断してき、自分が出来ること(得意なこと)とお仕事を結びつける

さらに職業に対する理解がハッキリしてきて、お仕事選びに興味関心が湧いてくるグラデーションで変化する時期です。

③現実期

実際の自分の強み、価値観を通して実際のお仕事選びに活用する時期

ここで気をつけないといけないなと感じるのは、「今ある自分」と「こうだったらいいな」を混同しないこと。ギャップがあってもいいんです。足りないものがあっても今の自分は今の100点。

ただ、あまりにも目標がかけ離れすぎていないかなど、環境や、タイミング、チャンスをみて気持ちを固めていく時期です。

順番としては

1.選べるものの可能性を探す
2.仕事の条件が具体的に分かり、それが選択の後押しになる
3.その仕事を始めたり、そのために必要な知識を学んだりする。

こういった順になるかと思います。

あなたの小さい頃の夢はなんでしたか?


「お花屋さん」
「サッカー選手」
「ヒーロー」
(今だとYouTuberとかも入るのかな)

それって、お花屋さんは仕入れをして、在庫管理して、発注して…なんてことは考えてなくて、なんとなーく素敵だなぁと思って選んでいましたよね。

少し大きくなると、そのお仕事の中身を知ったり、自分はそれが得意なのかどうか、本当に好きなことかどうか明確になってきます。

憧れから実際その業界にアルバイトなどを通して入ってみることで「あ、これ意外と面白い」「これは合わないな」とわかることもあります。

その先に、じゃあ将来そのお仕事をするために必要なスキルは何なのか、自分にとってそのお仕事はどんな意味があるのか悩みながら職業を選んでいくのです。

・たとえば就活セミナーに参加する。
・キャリアセンターで相談をする。
・資格を取る。
・実際そのお仕事をしている人に会う。


色々と模索しながら目標を定め行動する。
(行動するときには、セミナーに参加するための手段とか、かかる費用なんかも具体的にリストアップしたいですね☺️)

ところで、このギンズバーグさん、最初は②の間に職業選択が行われて後戻りはしないものって言ってたんですね。

それをのちに職業選択は、生涯を通して行われるとしたんです。ただ時間や余分なお金がかかるし、その人の興味やスキル、価値観と雇用状態のチャンスによりけり、って条件付きだけど。

ここ10年くらい前からVUCAなんて言われてますが(これ最初から読めました…?ビューカ?とか思ったのは私だけ…?ブーカ…)

変化があって、不確実、複雑で曖昧なのって、個人単位でもそれぞれ持っている状況なのではないでしょうか。

いろんな対応方法はあると思いますが、私が大事だなと感じているのは個人で変わり続ける力を強化すること。

フリーランスになれ、とか個人事業主に、という意味ではなくてどんな環境であっても働くことができる自分の軸を作ること。

そのための学び、体験はいくつになってもぜひ続けていって欲しいと思います。

私自身は、先のギンズバーグさんが後に訂正した時間も費用も余分にかかる…とか色々書いてる条件付きで変わってきている側の人です。

なので②から③は重要な部分だと思っています。特にこの2つ。

・自分を知ること(自分の強み、自分の価値観
、ありたい姿を描くこと)

・状況を知ること(環境、タイミング)

環境は変わるし自分も変わります。

自分は変われます、というほうが正しいかな。5年後、10年後かもしれないし、もしかしたら来月かもしれない。
チャンスが来たときにその波に乗れるよう、準備体操はしておきたいですね。


「今」と「未来」が重なり合う時はきっと来ます。


あなたの描いた夢が、一段一段、未来の在りたい姿へ繋がりますように。


ここまでお読みいただきありがとうございました(*´꒳`*)

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