「短歌人」2021年9月号 月詠5首
四週間かけて身体を駆け巡る片道切符のモデルナの旅
焼かれゆく豚のかしらをみつめゆく頭はいつかただ焼かれゆく
タン塩に敷いた鉄網すり抜けて葱は黒ずみ焼く側に立つ
テンキーを会社に忘れいつもより軽快さを欠くきみの打鍵音
壁越しのDynamiteの低音と枕に伏せた心音が合う
選歌を受けた以上の5首を「短歌人」9月号の会員2欄(P65)に掲載していただきました。
四週間かけて身体を駆け巡る片道切符のモデルナの旅
焼かれゆく豚のかしらをみつめゆく頭はいつかただ焼かれゆく
タン塩に敷いた鉄網すり抜けて葱は黒ずみ焼く側に立つ
テンキーを会社に忘れいつもより軽快さを欠くきみの打鍵音
壁越しのDynamiteの低音と枕に伏せた心音が合う
選歌を受けた以上の5首を「短歌人」9月号の会員2欄(P65)に掲載していただきました。