2021年 年賀状制作過程②(ClientWorks)
(制作過程 掲載許諾済)
下記、年賀状は使えませんが、上記の見出しイラストは
みんなのフォトギャラリーに登録していますのでどうぞ。
キンコーズ様九州・中四国地区様からのご依頼
丑年年賀状制作過程その② (その①はこちら)
販売はこちら
前々から描きたいものがあったのですが、
少々懸念があったデザイン。
丑年の年賀状、どこまで牛を食品として扱って良いか。
というのはその企業の感覚で、
肉NG、牛乳NG、乳製品NG、あります。だけどOKのところもある。
「肉イラスト描いてみたんですが方向性としてどうですか?」と
聞いてみたら問題ないそうでした。
良かった。これで描きたいものが描ける。
肉です。リブロース。
年賀状で肉を描く人は一定数いるのは承知ですが、
肉に詳しいイラストレーターはそれほど居ないのではないかと。
なんとなくの肉描いてる人が多い。
私は「牛肉」「豚肉」「部位」を描分けます。
というのも私、この春まで肉を扱う飲食店の社員でした。
ざっと計算すると肉を切っている時間だけで1万時間くらい…。
(え?そんなに切ってた?…なんど計算しても1万時間…)
まかないでほとんど毎日黒毛和牛か国産銘柄豚を食べておりました。
肉をボールペン一本で描いてみたい。挑戦でもありますが、
できる自信がありました。
『つなぐ・つながる年賀状』なので
meet(会う)とmeat(肉)をかけてみました。
「ちょっと分かりづらいので
肉のサシの部分でmeetの文字を表現するか
サシの部分で
デフォルメした人のイラストで会うを表現できたら面白いですね
meetではスペルミスと捉えられる可能性もありますが」
という修正。
この肉イラストは「カッコイイ年賀状」が欲しいという
消費者を意識して制作しました。
あまり分かりやすくしすぎるとポップになって
このイラストのアイデンティティが失われてしまう…。
でも伝わらないと意味がない…。
担当者さんと相談しながら文字の調整し
文字が目立ちすぎてはいけないけど、気付かないのもよろしくない。
1度気付くともう、文字にしか眼がいかなくなってしまうので、
制作した私の眼ではもう、分かりません。
何人かに「この肉、何か変わったところない?」
「文字書いてるの分かる?」とヒヤリングしながら調整。
何も言われないでも気付けるギリギリを模索しました。
肉の色は少しPhotoshopで調整しましたが
ほぼ赤ペン一本。陰だけ黒ベタでメリハリをつけました。
少ない色数ですが、良い肉らしさが表現できたと思います。
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「芦刈さんの年賀状はよく売れるなぁ」と
価値・収益を生み出すのがイラストレーターの役目ですので
その為にはもちろん宣伝もします。
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