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夜ラジコラム

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収録からこぼれた話などを、映画的切り口で書きます。
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#映画好き

海外ニキの反応動画

海外ニキの反応動画

ついつい観てしまう動画があってね。「◯◯を観た海外ニキ(兄貴)の反応!」というようなの。ゲームやら映画やらを鑑賞している海外の人を鑑賞するのが趣旨。

この種の動画に突っ込みたいところはいっぱいある。
その涙はホンモノ?
そんなにひとりごとを言うもんなの?
そもそも何狙いで自分の反応を他人に見せるのだろう?
感じたことを言語化するとかの「創る手間」を端折ったものって、コンテンツなのか?
…ぶつぶつ

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"I'm proud of you."オブセッション(後編)そして"What's wrong with that?"

"I'm proud of you."オブセッション(後編)そして"What's wrong with that?"

"I'm proud of you.(あなたを誇りに思う)"っていうの、なんか気持ち悪いな。そんな話を前回書いた。とくに何か特別なことを達成した場合。そのときに他者が簡単に「誇り」なんて言葉を出してくるなよ、と。

「天使にラブ・ソングを2」で主役の女の子が上手に歌い上げた後で、親が登場して「あんたは誇り」って言う構図。子供は例えば親に誇りに思われたいし、親はそんなふうに子供を誇りに思いたい・・・

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"I'm proud of you."オブセッション(前編)

"I'm proud of you."オブセッション(前編)

"be proud of ~"で、「誰々を誇りに思う」。中学だか高校で覚える英語の表現だ。このような言い方を習得したところで、使う場面なんかあるの?と疑問に思う。「誰々が誇らしい」、なんて思ったり言ったりしますか?僕はあまりない。

「夜から映画ラジオ」の何回か前のエピソードで話した「天使にラブ・ソングを2」に、このセリフが登場する。この映画、ローリン・ヒル演じる女子高生のリタが、母親に反対されな

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