今を感じてさらっと書いてみよう
手紙ってじっくりと考えて書くもの…というイメージがあるけれど、難しく考えないで、その時に感じた今を、時間をかけないでさらっと書き上げる手紙もまた良いものです。
さらっと書く手紙には、その時の気持ちや自然な言葉が映し出されるため、受け取る相手も、新鮮で親しみやすいのではないでしょうか?
◆ さらっと書く手紙の良い点
① 自然体でいられる
難しく考えず、そのままの気持ちを書き出せるので、文章にあなたらしさがにじみ出ます。
② 親近感を感じる
頭で練った完璧な手紙よりも、少しラフで日常感のある内容の方が、心が通じ、近い存在に感じてもらえる場合もあるでしょう。
③ 自分もリラックスできる
気負うことなく書けるので、手紙を書くこと自体を楽しむことができ、負担に感じなくなります。
④ その瞬間を感じることができる
書いた時の気持ちや出来事が手紙に色濃く反映されるので、後で読み返した時にも、まるでその瞬間を切り取ったように、その時の記憶が鮮やかによみがえることでしょう。
◆ 気楽に手紙を書くコツ
手紙は心を伝えるツールですから、形式にとらわれ過ぎず、自分らしさを大切にすることが一番です。
① 相手のことを思い浮かべる
書く前に、相手の顔や最近の出来事を思い浮かべてみましょう。自然と伝えたいことが浮かんでくるはずです。
「最近どうしているかな?」という気持ちを起点にすると、無理なく書き始められるのではないでしょうか。
② 短くてもいい
長文にしなければいけないと思うとプレッシャーになります。短い文章でも気持ちは伝わります。「ふと書きたくなったから」と一言添えれば十分です。
③ 日常の一コマを話題にする
日常の中で見た景色や出来事、感じたことなどを書くと、気負わず自然体で書けます。
例えば、『今日、近くの公園で梅の蕾が膨らんでいて、春を感じました』などです。
④ 箇条書きの活用
文章の形にこだわらず、思いついたこと(例えば、『最近ハマっているもの』『次に会うときに行ってみたいところ』など )を箇条書きで並べるのも良いでしょう。
⑤ 簡単な書き出しにする
「こんにちは」「元気ですか?」「寒い毎日ですね」など、簡単な挨拶でスタートすれば、自然に書き始められます。
⑥ 完成度を求めない
完璧を目指さず、素直な気持ちをそのまま書きましょう。「まとまりがなくてもいいや。」くらいの軽い気持ちで大丈夫です。
⑦ 好きな道具や紙を選ぶ
お気に入りの便箋やペンを使うと、書く楽しさが増します。一筆箋やポストカードなど、簡単な形式を選ぶのも良いですね。
⑧ 書いたものを見返しすぎない
書き終えたあとで何回も見返してしまうと「直したい」と思う部分が増えてしまうものです。見返しすぎず、思い切って封をしてしまいましょう。
◆ 終わりに
大切なのは、手紙は心を届ける手段だということです。
難しく考えるよりも、相手を思いながら力を抜いて、自分らしい言葉で気楽に書くことで、読む相手にも温かさや親近感の伝わる一通になるはずです。
あなたも、大切なあの人へ、手紙を書いてみませんか?