ニート生活記 24日目

朝一で映画を見に行こうと起床したが、細い雨が降っていたので一つ後の映画にすることにした。
だから2時間ほどの空き時間、録画を見たりラジオを聞いたりした。
それから雨が上がったことを確認して家を出た。
映画館に入ると一番後ろの席に、一人の客が3人まばらに座っているのを一瞬の視界で確認した。自分の席について予告編は興味がないから目を瞑って上映開始まで待った。
鑑賞した映画はアンドリューヘイの「異人たち」だ。山田太一原作で大林宣彦の「異人たちの夏」も好きだしアンドリューヘイの「荒野にて」は私の中で殿堂入りぐらい好きな映画だから見ないはずがなかった。
アンドリューヘイの優しくも孤独な感覚が流れ、映像も素敵だった。
劇中、同性愛の性行為が描かれるシーンがあったが、客の一人のおじいさんがそのシーンが始まるとゴソゴソと動き出して、それはおそらくそのおじいさんがカバンにつけていた鈴がなったから分かったわけで、その後映画館から出て行って、最後まで戻ってこなかった。
また一つ大切な映画体験をして映画館を後にした。100均に寄ってから帰宅した。
そのあとは久々に本を読んだ。小川洋子を読んだ。本を読むという行為から少し離れていたから慣れるまでに多少時間はかかったがそのうち没頭した。(元々本を読んでこなかった弊害である)
気づいたら日は暮れ、夜ご飯は、まだ胃腸炎の病み上がりだから、できるだけ脂身を避けながら食べ、白米をすすめた。
少しゆっくりしてからフットサルへ向かった。
既出ではあるが、自分たちの面白いは全国民面白いに違いないと思ってる集団が大半を占めるフットサルだが今日は普段より治安が悪くて、ストレスがあまり溜まらなかったから良かった。
帰ってきて少し長くお風呂に入り過ぎたのか心拍数が上がったままこの日記を書いている。
明日は一日雨のようでワクワクする。これは暗示だ。

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