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認知症になりやすい習慣・環境とは?
本日も「臨床BATON」にお越しいただきありがとうございます!
407日目を担当します、ミッキーです。
先日、小学校の同窓会に出席してきました。久しぶりに会った友人や担任の先生と話ができて非常に懐かしい気持ちになりました。
〇はじめに
僕は生活期の病院に勤めており、認知症のある患者様と接する機会が多くあります。
そのなかで、70代で認知症になってしまう患者様や90代でも年齢相応な認知機能を維持している患者様に出会うことがあります。
そうした患者様に接していて
『認知症を発症する患者様と発症しない患者様には生活習慣や生活環境に何か違いがあるのかな?』と感じたので調べてみました。
まずは認知症の予防のためにはどのようなことが必要かという点についてお伝えしていきます。
少し長くなるので時間がなければ
目次から
〇認知症になりやすい習慣・環境とは
にとんでみてくださいね!
〇認知症予防について:1次~3次予防とは
認知症の予防には様々な評価が必要です。
なかでも以下のようなシステムがあります。
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そのなかでも認知症の予防について1次予防、2次予防の観点からお伝えしていきます。
医学的なリスクファクターの評価は認知症の1次予防にあたります。
1次予防とは基本的な生活習慣病の予防と管理のことです。
そのなかでも高血圧や糖尿病、脂質異常症の関連が強いとされています。
関連としては以下の図のようになっています。
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今回お伝えする生活習慣や生活環境の評価は認知症の2次予防にあたります。
2次予防とは
軽度認知機能障害(以下MCI)、および、軽度アルツハイマー型認知症(以下AD)の予防と改善である。
といったことであり、認知症の初期段階で行い、これ以上の認知症の悪化を防ごうとするやり方です。
ちなみに3次予防に関しても簡単に触れておくと
3次予防は,中等度以上の認知症に進行した方の進行の予防である。この中で最も大切なことは,さまざまな不安を抱え暮らしている方に対し,不安の除去と安心・安全な生活の確保である。生活の場にある危険な環境を安全な環境に整え,本人の残存機能や過去に獲得した記憶を調べ,生活の中に反映していく。このような関わりにより,記憶障害や見当識障害などが存在しても,対象者は心配のない楽しい役割をもった毎日を送ることができる。
といったものであり、中等度以上の認知症の進行の予防を行うやり方です。
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