骨盤で足を持ち上げる方
お疲れ様です。脳リハです。
本日は「足が重たい」と発言する方の1つの問題点と自主トレについてお話します。
骨盤で足を持ち上げる??
よく見られるパターンで…
麻痺側下肢を振り出すときに股関節と膝関節を使わず、骨盤で麻痺側を持ち上げて、麻痺側下肢を降り出す方が多いです。
なぜ、この現象が起きるのか??
その1つは、「腸腰筋」と呼ばれる腰椎と股関節を繋いでいる筋肉が働きが弱く、股関節を曲げることができないことで、足ではなく、腰で足の重さをカバーしていることが原因かもしれません。
腸腰筋の筋力検査
下記の画像のように、骨盤を前傾させ、麻痺側を浮かして下さい。
その時に、✖️のように骨盤が後ろに傾いたり、股関節が外側に向いたりと、代償動作が見られた場合、腸腰筋が弱い可能性があります。
腸腰筋のトレーニング
レベル1
▶︎ 非麻痺側向きで横向きになり、麻痺側股関節をお腹に近づけるように曲げる運動
レベル2
▶︎ 仰向けで、麻痺側下肢の踵で反対側の膝に触れる
レベル3
▶︎ 仰向けで、非麻痺側の膝を曲げた状態から、先程と同じように、麻痺側下肢の踵で反対側の膝に触れる
レベル4
▶︎ 座った姿勢で、骨盤を前傾させた状態で(頭のてっぺんを天井に向かって伸ばすイメージ)、股関節を持ち上げ、ゆっくり降ろす。
※この時、必ず骨盤が後傾にならないこと。
ここで失敗すると、全く違う筋肉を使うことになるので、骨盤が後傾にならない程度で、股関節を曲げること。
ぜひ、実践してみて下さい!
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