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奥能登の自然を活かしてフードロスを進める SOUSEI


お話をお聞きした人

代表の苗代さん

これまで

12年前、建設業を主とした会社を開業
平成28年、地元の農産物の加工販売を営む合同会社SOUSEIを設立

能登の農産物を加工販売

果物の柿を干し柿で販売「能登あんぽ柿」
のと115という品種「のとてまり」椎茸を販売

大きな案件をとって作っていく建設業と違い、数百円の商品を毎日売り続けるというのが難しかったと苗代さんはおっしゃいます

一方で、いろんな業種との人たちとの接点がもてることは良い点だったそうです

ヒット商品!

2022年に切り干し大根をはじめました

いらない大根もらってきて、腐らすわけにいかないので自社で切り干しにして山積みにしていたところ、県の担当者がそれを見て、金沢の市場に紹介してくれました

ヒット商品になった能登の大根

そこでいただいたご縁で、20店舗ある金沢のスーパーで流通するようになりました
バイヤーさんからは、「ここ何十年でいちばんのヒット商品です」と嬉しい言葉も!

さらなる供給農家も決まり、次の増量へのステップができた矢先でした

2024年

地震発生時

会社は大きな被害なかったですが、 原材料が手に入らなかったそうです

加工場の片付けなどをしながら、8月くらいまでは動けませんでした

地震で灯油が倒れて床にこぼれ、4割くらいの大根にかかってしまい、増量しようとした分がダメになってしまいました

何かできないか!

休んでいるだけではいけないと、リストバンドの制作販売をしました
売上は寄付しました

復興のリストバンド

穴水町の町花である笹百合カラーにしました
花言葉の「うつむき加減で咲く奥ゆかしさ」も気に入っているそうです

結果、いろんな人を巻き込むことができました

未来に向けて

能登の餃子

能登の食材で、豚肉やキャベツを確保してつくっています

キャベツの規格外品入手ルートが見つかったことがきっかけでした

商品開発までいけましたので、販売していく予定です

日々商品開発に挑む

これからの穴水

「穴水で生まれて育ってずっと住んでいる」
苗代さんは、人口減少や少子化を強く感じるそうです

加えて地震でやむなく出ていく人たち

残った少人数でも賑わいを作り続けて、出て行く人や気になった人が楽しんで来てもらえる町でありたいと考えてらっしゃいます

能登の魅力

地震をきっかけに、当たり前だと思ってるものが、外から見たら宝物だと気づかされたと苗代さんはおっしゃいます

地元にはビジネスチャンスはどこにでもあるとお話しされていました

能登の魅力はお酒

酒蔵は奥能登に10社くらいありますが、2社しか今年のお酒はつくれないそうです。

また酒造りが復活されることを応援しているそうです。

苗代さん、お話をお聞かせいただき、ありがとうございました!

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