#32 マッチングアプリ『Tinder』のCMのセリフに疑問を抱く休学生
こんにちは。凪沙です。
今日も見に来てくださり、ありがとうございます。𓂃 𓈒𓏸𑁍
突然ですが、みなさんはYouTubeプレミアムというサブスクに加入していますか。
ちなみに、私は未課金ユーザーのままです。
日々長くなり続ける広告に中指を立てながら、お目当ての動画が始まるのを大人しく待っています。
その中でも、なぜだか私の端末はマッチングアプリのCMで侵食されており、
特に記憶に新しいのが、マッチングアプリ『Tinder』のCM。
最近のTinderのテーマは、『愛は他人と。』であり、人気のインフルエンサーを起用して注目を集めています。
ゆりやんレトリィバァや、ROLAND、kemio、ミチといった、若者に人気の面子。
私が注目したのは、CM内の彼らのセリフでした。
何パターンかのCMがランダムで流れるのですが、
「おお、良いこと言ってるじゃん。」
と、感心させられるセリフもあります。
例えば、
『知らないうちに、愛を遠ざける生き方しちゃってません?』
という、ゆりやんレトリィバァのセリフ。
これは、
「ひとの多様性を受け入れず、他者を排斥しようとする考え方を持つ人に対する言葉である」
と捉えられますよね。
しかし、
「ん?これは....どういう意味だろうか。」
と、疑問に感じてしまうようなセリフもいくつかあるのです。
ここでは、3つご紹介しますね。
まずは、この言葉。
みなさんはどう感じますか。
私は、
自分そのものを変えることが出来るのは、自分自身であると思っています。
自分に自信がなく、内面を変えたい場合。
低いハードルのものから順番に成功体験を重ねていくことによって、だんだんと自分に自信をつけることができる。
この「行動を起こして、達成感を感じる」という一連の流れを行うことが出来るのは、他人ではなく自分です。
では、
自分の外見に関する場合はどうでしょう。
例えば、自分の顔に生まれつきのコンプレックスがあるとします。
その場合、
周りの人から「可愛い」や「かっこいい」等、外見に関するプラスの発言をし続けてもらえると、
少しは自信がついてくる事もあると思います。
しかし、
コンプレックスは、自分が他人よりも劣っていると思って嫌だと感じている部分のこと。
他者から数回「そんなことないよ」と言われたくらいで、長年自分が抱いてきたコンプレックスはあっさりと消えてくれるのでしょうか。
それよりも、
「自分自身の嫌なところを自分が受け入れられるようになること」こそが、
本当の「コンプレックスの克服」であると言えるのではないでしょうか。
したがって、
きっかけは他人であったとしても、自分の内面・外見を変えることができるのは、どこへ行っても自分自身です。
次の言葉にいきましょう。
それって、そんなに悪いことなのでしょうか。
人生を歩むのは自分自身で、それには他人に侵害されることのない自分軸が必要なように思えます。
逆に、「人生他人だらけ」ってどうなんでしょうか。
「多くの人との出会いの多い人生」と捉えるなら、そんな人生も十分素敵です。
けれど、
ひとりが好きな人や自分の時間を大切にする人にとっては、なんともお節介な言葉となってしまうのではないかと心配してしまいます。
いよいよ最後。
....
家族をつくるなら、そりゃ他人が必要でしょうよ。
一人じゃ家族って言わない。
と、
ツッコんでしまいたい。
響きがどこか不思議であるこの言葉が心に引っかかっているのが、なんだか悔しい。
それがこの広告の狙いなら、私は見事にしてやられた訳ですね。
「最高の他人」という言い回し。
「最高」と主観的に至上のものだと述べた後、「他人」と表現し、少し寂しさ・冷たさを感じさせる。
不思議キャラのミチちゃんが言っていることもあって、なんともミステリアスな言葉ですね。
○最後に
いかがでしたでしょうか。
『愛は他人と』
みなさんは、このテーマに関してどんな印象を持ちましたか。
たかがCMです。
ここまで執着して深堀りしているのは、私くらいなんじゃないかな。
わざわざ誰かに話すほどのものでもないけれど、ここで綴りたくなってしまいました。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたのそばにも、素敵な愛があることを願っています。
それでは。
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