『人生の教養が身につく名言集』を読んで|②/④|地に足つけて自分のために学び続けろ
この本を読んだので、全4回に分けて、名言への所感とともに紹介します.
読み終えて、自分の中の、ふわふわしている気持ちや意識を明文化してくれたような気がしました.
①はじめに/1章 人生について考えが深まる名言集
②2章 人間関係の心得を教えてくれる名言集/3章 読むだけで「考える力」がつく名言集
③4章 より賢く生きるための名言集/5章 「仕事の極意」を教えてくれる名言集
④6章 「生きる知恵」を教えてくれる名言集/筆者のインプット手法
今回はこれです!
②2章 人間関係の心得を教えてくれる名言集/3章 読むだけで「考える力」がつく名言集
2章 人間関係の心得を教えてくれる名言集
本書では、この名言の節に以下のような言葉が出てきます.
そして、たくさんの本を読んでいる筆者は、「人間関係の難しさは、今も昔も変わらない」と悟っています。また、「この世には、とんでもなく賢い人も、愚かな人も、とんでもない善人も悪人もおらず、みんなそこそこ善良でそこそこずる賢い」とも言っています.
私もこれに倣い「人間、そんなもの」と思うことにします.いい意味でも、悪い意味でも.その方が気が楽になりませんか.
『後漢書』は、中国の歴史書です.ここでいう「子」は「他人」という意味です.
ある官僚にかつての部下が訪ねてきて「われわれ以外、誰も知りませんから」と賄賂を渡そうとします。その時に、官僚が言ったのが上の名言です.
「天も地も見てる.そして、なにより私もあなたも知っている」と、それを断ります.
私も、中学高校の頃は、もっと鮮明に直観的に、悪いことを悪い、良いことを良いと信じて生きて行動していたような気がします.
少し話がねじれますが、SNSが当たり前になった今の時代、「発信されている切り取られた情報=他人」との比較ばかりはやめて、「我」を大切にしていきたいと改めて思いました.
3章 読むだけで「考える力」がつく名言集
ここに出てくる次のような逸話が面白い、なるほど、と思いました.
政治家のチャーチル(1874~1965)に関する一説.
政治家なのに、自分も含めて「政治家になろうなど思う人にロクな人はいない」.そのうえで、選挙で大切なのは、そのロクでもない候補者から、相対的にまともな人間を選ぶのが「選挙」である.
と言ったそうです.
はじめにこの名言をみたときに、真理だが、自分の身にするのはとても難しそうと感じました.
しかし「物事を根本において把握したい」という姿勢を習慣化することは、他人の意見や情報に惑わされない確固たる自分を作っていくのに必要なものだと考えます。
事実を、リアルをみて、時に前提も考え直し、根本を把握する.
ちなみに、カール・マルクス(1818~1883)は『資本論』を書いた人と同一人物です。
本著で、この名言を言った人への、とあるインタビューの問答を紹介していました.
勉強や学びは、アウトプットするために行うもの.
まさにその通りですね.
私がnoteをはじめたきっかけも、アウトプットする機会を求めてのものでしたので、後押しをされてるようで、なにか自信が湧いてきました.
インプットした情報は、あくまで人生の参考にすぎないし、それらを材料にして自分の頭で考えることが重要.
これらを念頭において、学んでいきたいです.
さいごに
本書には、このほかにも多数の名言が収録されています.
ぜひご自身で読んでみてください!
また、この記事は、4つに分けて投稿しています.
よろしければそちらもご覧いただけると幸いです!
以上となります.ご覧いただきありがとうございました!
スキは、強い励みになります.よろしければ応援をお願いします!
また、良いところ悪いところ、ご意見ご感想など、
コメントも気軽にしてください!(誹謗中傷は悲しいです)
よろしくお願いします.
のおと