ラテラルシンキング~アイデアを生み出す力~
前回の記事ではロジカルシンキングについてかきましたが、今回はラテラルシンキングという思考法について書きます。
この思考、水平思考とも呼ばれるのですが、なかなか面白いのでぜひご紹介します。
ラテラルシンキングとは?
ラテラルシンキング(水平思考)とは、
問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法
のことを言います。
物事を論理的に考えるロジカルシンキングとは違って、物事をあらゆる視点から見て、柔軟に発想を広げる思考法で、新しいアイデアを生み出すにはこの水平思考を使います。
ロジックを超えた範囲。このラテラルシンキングを使えば、誰でもクリエイティブな発想やアイデアを生み出すことが可能になります。
ではどのように考えればいいのか?
①常識や前提を疑う
②物事を捉える視点を変える
③複数のものを組み合わせる
この3つの考え方がラテラルシンキングのコツです。
常識を疑え!
ラテラルシンキングの最大のコツは「疑うこと」にあります。「普通は〇〇だ」「〇〇が常識だ」といった常識や前提を疑ってみることで、時に斬新なアイデアに繋がることがあります。
例):夏におでん
冷たいものに飽きておでんが食べたいという人もいるのです。
夏は暑いから冷たい食べ物が売れるという常識はもはやありませんね。
視点を変えよ!
いつもとは違う視点で物事を捉えてみると、全く違った世界が見えてくることがあります。
例):テーマパークでアイスクリームのカップやスプーンのゴミがポイ捨てされる。
この問題に対し、普通は
→ゴミ箱を設置する
→🚯の看板を設置する
などという改善策が浮かびますよね。
しかし、ラテラルシンキングを使えば、
→アイスクリームをソフトクリーム形式にして、容器を食べられるようにしてみる。
という改善策が提案されました。
ちなみに”全部食べられる焼きそば”もあります。
これは、「ゴミをポイ捨てされないようにする」という視点ではなく、「そもそもゴミを出さないようにする」という、視点の切り替えです。
組み合わせろ!
また、全く別のものを組み合わせてみる。似たようなものを組み合わせてみると新しいアイデアが生まれることもあります。
例): 蕎麦ソーダ、そりゃそーだ
従来では焼酎をお湯もしくは水で割っていたのに対し、チューハイのように雲海をソーダで割ってみよう(蕎麦焼酎と炭酸を組み合わせてみる)という発想から生まれたものですよね。
私も焼酎はソーダ割りが好きです。てか吉田羊さん美しい。
また漫画喫茶や猫カフェなどの店、Apple Watchなどの製品もこの「組み合わせてみる」というラテラルシンキングから生まれたアイデアです。
ウミガメのスープ
ラテラルシンキング(水平思考)を鍛えるための面白いゲームがあるのでご紹介します。
ウミガメのスープとは、
推理ゲームの一種で、出題者から出された一見理不尽な結末の問題に対し、回答者がYESかNOかで答えられる質問(クローズド質問)だけを使用して正解にたどり着く。
というゲームです。
友人が動画にしているので載せておきます。
最後に
論理的に考えても良い解決策が見出せない問題は、ラテラルシンキング(水平思考)を使って斬新なアイデアを生み出しましょう。
ビジネスにおいて、企画や思い切った戦略を立てる時、このラテラルシンキングは必要になってきます。
ロジカルシンキングと同じくらいラテラルシンキングも大切な思考法なので、ぜひ身につけたいですね。
ウミガメのスープってなんでウミガメなんだろう?アルマジロでもよくない?って思った人は”スキ”してください。
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