チビで鈍足Jリーガーの生き残る術 3 才能を育んだ両親の教育
167cm チーム最小×最遅の男が
J1の10番に! 山田直輝の挑戦
第1章
サッカー人生の扉をひらく才能を育んだ両親の教育 −幼少期の過ごし方−
サッカー一家の血が流れる僕が、サッカーに興味をもつまで、時間はそうかからなかった。
僕は生まれつき外が好きだったらしく、家にいるととにかく泣き止まなかったそうだ。その泣き声は、家が割れんばかりで、母は、まだハイハイもできない僕を連れて、朝から晩まで公園で過ごしていたという。外でなら僕の機嫌が良かったのだろう。「直輝は