山田直輝妻 / 山田 A子

湘南ベルマーレ 背番号10 山田直輝の妻です。 いつも夫を応援して下さってる方々、 このnoteをお読み下さった方々、 ありがとうございます。 文章に関しては全くの素人ですが、 夫のこれまでの経験が 未来ある子ども達の希望や助けになれば という思いで書いております。

山田直輝妻 / 山田 A子

湘南ベルマーレ 背番号10 山田直輝の妻です。 いつも夫を応援して下さってる方々、 このnoteをお読み下さった方々、 ありがとうございます。 文章に関しては全くの素人ですが、 夫のこれまでの経験が 未来ある子ども達の希望や助けになれば という思いで書いております。

最近の記事

【箸休め】 〜山田直輝という人②〜

 夫である山田直輝(湘南ベルマーレ #10)とは、それなりに長い付き合いになるが、私は彼の人柄を悪く言う者に出会ったことがない。それは、私達が夫婦になるずっと前からだ。  もし、過去に彼を悪く言った人間がいたとすれば、それは私だろう。大昔、当時の彼のモサっとした髪型を「まるでブロッコリーみたいだ」と言ってしまったことは、既に認めている。  彼は中学内でも「優しい山田君」として知られていた。そして卒業時には、文集で“優しい人ランキング”1位にまで輝いた!それは、私にはまるで縁

    • 【箸休め】 〜山田直輝という人①〜

       ここまで、夫である山田直輝のサッカー人生について、彼の視点で綴ってきた。思いの外多くの方にお読み頂けているようで、ありがたい限りである。  執筆は、夫のこれまでの言動や、彼の家族との会話を下に、夫を自らに憑依させ書き進めてきた。  そして一通り書いた後に、夫や関係者へ内容に誤りがないか、伝えたい思いはないかを確認し、加筆・修正をした上で投稿している。  ただ、私は元々イタコのような仕事は行っていないので、いくら夫といえども、憑依させるのにはそれなりに体力をつかう。  そ

      • チビで鈍足Jリーガーの生き残る術 5 幼少期のサッカー教育において大切なこと

        167cm チーム最小×最遅の男が J1の10番に! 山田直輝の挑戦 第1章 サッカー人生の扉をひらく幼少期のサッカー教育において大切なこと  前述の通り、僕が所属していたサッカー少年団では、10年間で9名ものプロサッカー選手が誕生した。それは選手たちの努力はもちろんのこと、指導者たちの高度な育成技術があったからに他ならない。  その立役者の一人だった父は、子どもたちの「サッカーを楽しむ気持ち」をなによりも尊重していた。  37歳の今も現役を続ける三島 康平選手は、父

        • チビで鈍足Jリーガーの生き残る術 4 父の卓越した指導

          167cm チーム最小×最遅の男が J1の10番に! 山田直輝の挑戦 第1章 サッカー人生の扉をひらく父の卓越した指導 −10年で9人のプロを輩出したサッカー少年団−  兄がサッカーを始める際、父はいくつもサッカー教室を回った。  しかし、スポーツのゴールデンエイジ(9〜12歳)期に身につけるべきことを指導できている教室はなく、「これでは十分に上達できないのでは…」と頭を抱えたそうだ。  見かねた母の「だったら、あなたが教えればいいじゃない!」という一言がきっかけで、父

          チビで鈍足Jリーガーの生き残る術 3  才能を育んだ両親の教育

          167cm チーム最小×最遅の男が J1の10番に!   山田直輝の挑戦 第1章 サッカー人生の扉をひらく才能を育んだ両親の教育 −幼少期の過ごし方−  サッカー一家の血が流れる僕が、サッカーに興味をもつまで、時間はそうかからなかった。  僕は生まれつき外が好きだったらしく、家にいるととにかく泣き止まなかったそうだ。その泣き声は、家が割れんばかりで、母は、まだハイハイもできない僕を連れて、朝から晩まで公園で過ごしていたという。外でなら僕の機嫌が良かったのだろう。「直輝は

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          チビで鈍足Jリーガーの生き残る術 2  サッカー一家に生まれて

          167cm チーム最小×最遅の男が J1の10番に!   山田直輝の挑戦 第1章 サッカー人生の扉をひらくサッカー一家に生まれて  1990年7月4日、僕 山田直輝は広島県広島市で生まれた。  生後間もなく埼玉県に移り住んだのだが、なぜ生まれは広島なのかというと、僕の父である山田隆が、広島県を拠点とするマツダSCの選手として、日本サッカーリーグ(Jリーグの前身リーグ)でプレーしていたからだ。 父は元アジアユース(U-20)代表選手で、30歳の時に現役を引退した。  

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          チビで鈍足Jリーガーの生き残る術 1   プロローグ

          167cm チーム最小×最遅の男が J1の10番に!   山田直輝の挑戦 プロローグ 私の夫は、湘南ベルマーレ 背番号10 山田直輝だ。  サッカーに詳しくない人が彼を見ても、およそサッカー選手だとは思わないだろう。なぜなら、彼は身長167㎝、体重64㎏と、屈強な男達が集まる世界で生きる者とは思えないほど、小柄な体格なのだ。彼は、日本人男性の平均身長172㎝さえも下回っている。  加えて、プライベートではいつも目尻を下げて微笑み、私のママ友にも丁寧に挨拶をする。  そし

          チビで鈍足Jリーガーの生き残る術 1   プロローグ