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#ファッション 記事まとめ

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ファッションデザイナーやブランド、サービスについての考察、コラムなどをまとめていきます。 無料部分でも十分記事が読める有料記事、読み物として面白い宣伝記事は、入れていきます。
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2020年8月の記事一覧

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文楽のたすき

いつだって靴を買ったら自分が新しくなるという話。

今日は、効率よく最低限のもので生きていきたい私の「モノとの話」でも。 世間が新型コロナウィルスの流行に混乱する少し前のこと。 私は友人に誘われて、銀座ブルガリビルの屋上テラスで開催されたカンパリレッド・ナイトパーティに参加した。 パーティに慣れてないので、少し腰が引けていた私だけれど、この時は私の友達筋にも声かけていいよ〜と言ってもらっていたので、戦友2人に声かけて、ドレスコードの赤いワンピースを身に纏い、慣れないパーティ会場に足を踏み入れた。 私はこのパーティ開始時間直前

UNIQLOのサイズバリエーションの豊富さは最高だという話

どーも!ファッション大好き、UNIQLO大好きなタカハシケンジ(@kenkenken0719)です。 母親が大手アパレルチェーンの販売員、父親が某百貨店の社員、なんと叔母もその百貨店のオーダーメイド担当。 こういったアパレル一家に生まれたためか、幼い頃からファッションに対しては自然と興味があったみたいです。 そのせいなのかお陰なのか、今年40歳を迎えた私としても今でもファッションは同年代と比べるとオシャレな方かなと思い、人一倍気も使っています。 そういうファッション好

ねことドーナツ

以前からずっとあたためていた図案をおこして、今年のはじめに帯にしたものがいくつかあって、その時は黒の経糸がかかった機ばかりで織ったので、今回は白の経糸で織る配色をいくつかしてみました。 まずは、一つ目のご紹介。 『ねことドーナツ』、上の写真は今年の初めに配色された名古屋帯のお太鼓部分。 ドーナッツの円のなかから白猫がのぞいています。 チョコレートのかかったドーナツのように、ピカピカ光る糸は漆のコマ箔を使用していて、お砂糖アラザンはブルーの金糸。 茶色くてつやのあ

2012年、東京での気づき~ファッション流通革新10年周期説

日本のファッション流通の市場環境は 欧米を10年後を追随しながら、 10年周期で変わる 僕がこの周期に気づき始めたのは、2012年。 2008年のH&M日本上陸をきっかけに始まった ファストファッションブームの真っ只中でした。 H&M、ZARA、フォーエバー21、GU・・・ ファッション流通において トレンドファッションを低価格で販売する このブームはいつまで続くのだろう?と思ったのがきっかけでした。 日本企業は欧米企業に見習って来たそもそも、ファッションのデザイントレ

僕の服が好きな理由

執筆者:Na0ki Nagata (@nagat81) 京都出身・都内在住の会社員。ただの服好きが高じて、「服と僕」というブログを運営。心の琴線に触れた服の紹介や服を通じて考えたことを書いています。 このシャツをひと目見て、多くの人は何を感じるのだろうか? COMOLIというブランドのシャツ。このブランドを知らない人からすれば、ただの水色のシャツに見えるかもしれない。決して斬新なデザインがなされているわけでもないが、値段は1着2万円以上する。服にそこまでお金かけない人

ナプキンはもう不要!?環境に優しいサニタリーショーツ。おすすめブランド8選

ここ最近生理用ショーツの新ブランドリリースをよく見る気がします。2020年8月現在、どんなブランドがあるのかをまとめてみました。 そもそも生理ショーツとは?水分を吸収する特殊構造で作られたショーツのこと。下着そのものが経血を吸収してくれるので、極論ナプキンもタンポンもいりません。普通のパンツとは違い、経血がついても洗えばすぐ落ちるので繰り返し使えます。ナプキンやタンポンだとゴミがでて環境汚染が問題視されていますがその心配もなし。経済的にも環境的にも優しいアイテムとして注目さ

"小柄女子"が東京ガールズコレクションのランウェイを歩く、初めての日

そんなことある?って話なのですが、 2020/9/5(土) の東京ガールズコレクションに、COHINAの出場が決まりました。 小柄女性向けブランド、なんと日本最大級のファッションショーに進出です。 こんな日が来るとはブランド設立当初は夢にも思いませんでしたが、なんだかメジャーな大舞台に立たせてもらえることとなりました。 こんなニッチターゲットブランドがTGCというドマス向けステージに立つことは初めてではないでしょうか。お伝えする方々全員、「そんなことある?」って顔をし

ファッションD2Cブランドが、ポップアップストアではなくアートイベントを実施した理由

コンセプトに「ラグジュアリー」を掲げるD2Cブランドだからこそ考えたこと SOÉJUは、ブランドコンセプトに「ファンクショナルラグジュアリー」を掲げ、着回しが楽しくなるような上質なベーシックアイテムを展開しています。「ラグジュアリー」を掲げているのは、機能性だけを追求するのではなく、上質な生地や丁寧な縫製の洋服を纏うことで湧く自信や、ものづくりの背景も含めた文化としてのファッションも楽しむという「余白」を持たせたかったからです。 ラグジュアリーブランドは、商品を点で作って売

「色気」について考える 其ノ四 結髪にこめられた想い

みなさん、こんにちは。 銀座 蔦屋書店で日本文化の担当をしている佐藤昇一です。 このnoteは、20年近く歌舞伎の舞台に立っていた、変わった経歴の本屋さんが書いています。めずらしいものをみつけたと思って、お付き合いいただけるとうれしいです。 お店にて松本幸四郎さんたちが新しい歌舞伎化粧に挑む「Kesho」写真展が始まりました。その準備のドタバタでなかなか新しい投稿ができませんでした。ごめんなさい。ぜひ、お店にもいらしてくださいね。投稿の感想をお聞かせ下さるとうれしいで

美しさと理由を合わせもつCLASKAのお洋服。

道具に宿る理由のあるデザインが好きだ。なにかをよくするために施された、デザインが。だけど理由があるからといって美しさを損なってしまっては、心が満たされない。逆に美しさだけを求めては使用感にストレスを受けてしまう。 CLASKAのリネン100%のTシャツは、美しさも理由も合わせもっていた。 出会ったきっかけは、仕事でCLASKAを調べていたこと。 CLASKA Gallery & Shop “DO” 工芸品から新しいプロダクトまで取り扱うライフスタイルショップ。目黒にあ