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#音楽 記事まとめ

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楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
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#プレイリスト

追悼Rich Homie Quan シーンに大きな影響を与えた「New Atlanta」の一角

先日訃報が届いたアトランタのラッパー、Rich Homie Quanについて書きました。記事で触れたRich Homie Quanの曲と客演曲でプレイリストも制作したので、あわせて是非。個人的にもかなり好きで思い入れのあるラッパーでした。ご冥福をお祈りします。 Rich Homie Quanの功績を再考するヒップホップはまたしても偉人を一人失った。9月6日、アトランタのラッパーのRich Homie Quanが亡くなったのだ。この突然の訃報はヒップホップリスナーに衝撃を与え

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2024上半期ベストトラック33選(6選)

えっ今年半分終わり?ていうか2020年代の半分が終わろうとしている?もう時間の流れに全然ついていけないのだが、それでも新しい音楽は容赦なく山のように毎週生み出される。というわけで今年も、自分が聴いた中で素晴らしいと感じた33曲を Apple Music と Spotify でプレイリストにしてみた。曲順はざっくりリリース順。時間のある方、梅雨の雨でやる気が削がれている方、あるいは作業用にでも、ぜひチェックを。 なおかつその中から特別にインパクトを受けた6曲を下の方に選出し、

ロックとヒップホップの蜜月の歴史は、サウンドパックでさらに加速する!?【サウンドパックとヒップホップ 第5回】

私が「サウンドパックとヒップホップ」と「極上ビートのレシピ」の連載を行っていたメディア「Soundmain Blog」のサービス終了に伴い、過去記事を転載します。こちらは2022年2月22日掲載の「サウンドパックとヒップホップ」の第5回です。 なお、この記事に登場する曲を中心にしたプレイリストも制作したので、あわせて是非。 ヒップホップ史におけるロックとの接近例をポスト・エモラップ時代のヒントに前回インタビューを行ったxngb2は、ロックバンドのTHE MAD CAPSU

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2023年の刺激的な曲を集めたプレイリストを作りました

2023年はオルタナティヴヒップホップを熱心に聴いていたのですが、年間ベストアルバムを選んでみたらあまり入りませんでした。 しかし、現行ベイやNyege Nyege Tapes関連作などにユニークなビートが多かったり、MIKE DEANのアルバムが非ヒップホップ的なものであったり、刺激的な良曲を多く見つけることができました。そこで今回は2023年の刺激的な曲を集めたプレイリストを作りました。 全25曲です。大雑把に言うとオルタナティヴヒップホップ→エレクトロニック・ミュー

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ジャズ入門プレイリストを作りました

「21世紀のジャズ入門」という記事を書いてから、21世紀のジャズをまとめたプレイリストを作る作業に取り掛かっていましたが、思った以上に時間が掛かってしまい、その間に20世紀のジャズ入門プレイリストが先に仕上がってしまいました。 ようやくプレイリストが揃いつつあるので、ここでご紹介するとともに、どういう視点でまとめたかというのを補足しておきたいと思います。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 まず、今回のジャズ入門プレイリストは1941年録音の

Oneohtrix Point Neverとヒップホップ

Oneohtrix Point Neverとヒップホップの接点や影響について書きました。記事で触れた曲を中心に収録したプレイリストも制作したので、あわせて是非。 Oneohtrix Point Neverのループ感現行エレクトロニック・ミュージックシーン屈指の人気アーティスト、Oneohtrix Point Never(以下OPN)が新たなアルバム「Again」を先日リリースした。近年はThe WeekndやSoccer Mommyなど歌モノ作品のプロデュースでも活躍するO

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モダンなトラップとルイジアナのヒップホップ

ルイジアナのヒップホップのモダンなトラップに繋がる部分について書きました。記事で触れた曲を中心に収録したプレイリストも制作したので、あわせて是非。 モダンなトラップのルーツ候補モダンなトラップのルーツといえば、メンフィスのラップグループのThree 6 Mafiaであるというのが一般的である。手数の多い808を用いたビートには確かに共通するものがあるし、ラップ面でもLord Infamousを筆頭とした三連フロウの使用にMigos的なスタイルの原型を発見できる。2010年以

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マンブルラップとは何か

近年のヒップホップでよく使われる言葉「マンブルラップ」について書きました。記事で触れた曲を中心に収録したプレイリストも制作したので、あわせて是非。 マンブルラップへの悪感情今年のヒップホップにおける話題作の一つに、Lil Uzi Vertのアルバム「Pink Tape」が挙げられる。2010年代半ば頃にDJ Drama周辺から登場して頭角を現していったLil Uzi Vertは、フィリー出身ながらThe RootsやState Propertyといったブーンバップ寄りのスタ

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ジューク(Jook)と共に過ごす夏

ヒップホップのサブジャンル、ジューク(Jook)について書きました。記事に登場する曲やその他のジュークを収録したプレイリストも制作したので、あわせて是非。 夏にぴったりなジューク夏に聴きたいヒップホップのサブジャンルといえば、あなたは何を思い浮かべるだろうか? ブリブリのベースや例の高音シンセが心地良いGファンクはもちろん定番だ。これさえあれば日本の景色もカリフォルニアに変わる。近年盛んなスタイルならプラグもクールダウンするのにちょうどいい。クーラーの効いた部屋でKnxwl

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Metro Boomin徹底解説 (with WooRock)

セントルイス出身でアトランタを拠点に活動するプロデューサーのMetro Boominについて、新潟のビートメイカーのWooRockと話しました。WooRockのプロフィールはこちら。 記事に登場する曲を中心にしたプレイリストも制作したので、あわせて是非。 Metro Boominの何が凄いのか?アボかど:今年はMetro Boominの年だと思う。まず「Coachella」に出た。さらに映画「Spider-Man: Across the Spider-Verse」のサウン

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憧れの脱力ラップ

クールでリラックスしたラップスタイルについて書きました。記事に登場する曲を中心にしたプレイリストも制作したので、あわせて是非。 脱力ラッパーたちの活躍「超チルなラッパー」ミームから早2年。アメリカのヒップホップシーンでは、気付けばリラックスしたラップスタイルのラッパーの活躍が目立つようになってきている。デトロイトのBabyface Ray、フロリダのLuh Tyler、西海岸のRalfy the Plug…と数えきれないほどのラッパーが登場。別に日本でのミームとは全く関係な

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達人ドラマー、ネイト・スミスが叩いた13の名曲プレイリスト

今や世界からリクエストが止まないファーストコールドラマーになったNate Smith(ネイト・スミス)。ジャズからロック、R&B、ファンクと守備範囲は幅広く、決して手数は多くなくシンプルだが独特のリズム感をもたらし、曲を心地よくさせるドラミングは唯一のもの。セッションドラマーに止まらない作曲家としても活躍する彼が叩くプレイリストを作成してみた。 Who is Nate Smith? Nate Smithは彼のバンド「Kinfolk」を従え来日。Blue Note Toky

2010年以降のG-Unit/Shady/Aftermath

2010年以降のG-Unit/Shady/Aftermathの動きについて書きました。記事に登場する曲を中心にしたプレイリストも制作したので、あわせて是非。 親戚のような関係にある三つのレーベルDanny BrownとJPEGMAFIAのタッグ作「Scaring The Hoes: Volume 1.」が、ついに3月24日にリリースされる。エッジーなサウンドがトレードマークの二人は、Danny Brownが2019年にリリースしたアルバム「uknowhatimsayin¿」

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G好きのためのDe La Soulプレイリスト

3月7日(火)22:00から放送のJ-WAVEの番組「SONAR MUSIC」に出演します。 特集テーマは近年ヒップホップシーンを巻き込んで人気を拡大している、ハウスの派生ジャンル「ジャージークラブ」です。国内外で盛り上がるこの音楽について解説していきます。なお、ジャージークラブについては先日こちらの記事で書きました。あわせて是非。 ニュージャージーとNYのヒップホップは深い関係があります。この記事では、その例の一つとしてニュージャージーのQueen LatifahがNY

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