G好きのためのDe La Soulプレイリスト
3月7日(火)22:00から放送のJ-WAVEの番組「SONAR MUSIC」に出演します。
特集テーマは近年ヒップホップシーンを巻き込んで人気を拡大している、ハウスの派生ジャンル「ジャージークラブ」です。国内外で盛り上がるこの音楽について解説していきます。なお、ジャージークラブについては先日こちらの記事で書きました。あわせて是非。
ニュージャージーとNYのヒップホップは深い関係があります。この記事では、その例の一つとしてニュージャージーのQueen LatifahがNYのコレクティヴのNative Tonguesに所属していることに触れました。Native TonguesはQueen Latifah以外にはA Tribe Called QuestやJungle Brothers、Black Sheepなどが所属。そのマッチョではない姿勢やサンプリングセンスで後進に大きな影響を与えました。
そんなNative Tongue所属のグループ、De La Soulの初期作品6枚が先日各種サブスクリプション型ストリーミングサービス(以下DSPs)で解禁されました。東海岸ヒップホップの代表的なグループであるDe La Soulですが、Pファンクネタの「My, Myself and I」のようにGっぽくも聴ける曲も多く残しています。そこで今回のDSPs解禁を機に、G好きのためのDe La Soulプレイリストを作りました。
プレイリストには1989年の1stアルバム「3 Feet High and Rising」から2016年の「And the Anonymous Nobody...」まで、De La Soul名義のオリジナルアルバム8枚全ての作品(と客演)から収録しました。特に収録曲数が多かったのが、2000年の「Art Official Intelligence: Mosaic Thump」と2001年の「AOI: Bionix」です。この2枚は客演でもRedmanやDevin The Dudeなど、Pファンク色の強いサウンドを好むラッパーが参加しています。このプレイリストを聴いて興味を持ったG好きの方は、この2枚から聴くと良いかもしれません。
また、De La SoulはサンプリングやR&Bシンガーに起用による歌フックの導入にも積極的でした。歌フックの曲はビートもメロウであることが多いので、今回のプレイリストにも何曲か収録しました。そのほかにも「Keepin' the Faith」で鳴る例の高音シンセなど、De La Soulの作品にはG好きが楽しめる要素がいくつか発見できます。
今回のプレイリストではG好きが楽しめそうな曲をピックアップしましたが、もちろんDe La Soulはそれだけではなく多彩な魅力を持ったグループです。そんなDe La SoulのDSPs解禁された6枚を解説するMikikiの企画に参加しました。私はG好きにおすすめしたい2001年作「AOI: Bionix」について書いています。皆さま是非。
最後になりましたが、先日惜しくも亡くなったDe La SoulのメンバーのTrugoy the Doveのご冥福をお祈りします。
ここから先は
¥ 100
購入、サポート、シェア、フォロー、G好きなのでI Want It Allです