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#音楽 記事まとめ

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楽曲のレビューやおすすめのミュージシャン、音楽業界の考察など、音楽にまつわる記事をまとめていきます。
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2021年3月の記事一覧

19XXプレイ日記(5):19XXのサウンドトラックCDと、音楽の中に隠されたテーマ

この記事を含めて、19XXプレイ日記をまとめています。 カプコンから1996年に発売された、縦スクロールSTG『19XX - The War Against Destiny -』は、サウンドトラックを収録したCDも同年に発売されています。 今回はそのCDについての紹介と、音楽とゲームには密接な繋がりがある、その関係について書いていきます。 ライナーノートに込められた裏話CDに収録されているのは、ゲーム中に演奏される全曲と効果音、そして先日の記事で書いた隠し音楽も含まれて

2021 国内の注目emoバンド特集。

昨年から、次々と国内エモバンドの良質な作品が、連続してリリースされているのが個人的に気になっていて、非常にエキサイティングな状況だと思っています。 (Haiki / Awesome &roid、SHIZUKU / WHITE SURF!、くだらない1日 / ANORAK! のスプリット作品など) そこで今回はこれまでにHOLIDAY! RECORDSが出会ったバンドの中からおすすめの国内emoバンド 5組を紹介させていただきます! 【関連プレイリスト】 自身もバンドをして

LOD(Linked Open Data)ってご存じですか?「Linked Jazz」が示すデジタルアーカイブとオープンデータの可能性

はい、ビッグバンドファンです。今日はLOD、Linked Open Dataを用いたデジタル・アーカイブの可能性について「Linked Jazz」というプロジェクトを紹介しながら、ビッグバンドのデジタル・アーカイブについて考えを深めていこうと思います。 Open Dataとは? LODはLinked Open Dataの略です。なので、まずはOpen Dataの話からいきます。端的に言えば言葉通り「公開データ」ということですが、現在主に話題になるのは「自治体が保持しているデ

「音と映像を同時に奏でる楽器」QUASARはXRで何が進化したのか? 開発者に聞く

先月、2月7日(日)に行われたXRオーディオ・ヴィジュアル・ショウケース「COSMIC LAB presents EXPANDED -Audio Visual XstReam Live Sessions- 」。同イベントは、VJとして可視と不可視が交差する空間表現を探求し続けてきた大阪を拠点に活動するミックスメディア・プロダクション「COSMIC LAB」主催による⽂化庁委託事業の無観客配信イベントとして開催されました。 イベントのレポートは、自分のブログでも公開させていた

タイ | ミュージック・ジャーニーvol.18

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、東南アジアの中央に位置するタイへ、駐日タイ王国大使館の皆様とともにご案内いたします。 タイには、歴史を物語る絢爛豪華な宮殿や古代遺産、寺院、美しい熱帯のビーチなど、魅力的なスポットが数多くあり、毎年多くの観光客が訪れています。 人々が賑わう輝く首都 バンコク 華やかな大都会の賑わいと、厳かな仏教文化が息づき、古今の歴史と文化が見事に調和した都市、バンコク。1782年より現在に至るまでタイの政治・経済・教育・文化の中心

歌詞のスパイスに「毛」の存在をみいだす

■曲のフックは細部に宿る こんにちは!note初投稿のオーキです。 風の吹くまま気の向くまま、おもに歌謡曲のことを雑談しようと思っています。 よろしくおねがいします! まったく興味がなかったのに偶然の出会いとでもいうんでしょうか、 ふと気づいたら好きになっていたことってありませんか? まさに音楽なんて、急にメロディーや歌詞がすっと心に入ってきたり、いつもの風景が違って見えたり、「あれ…この曲って私のことを歌っている!?」なんて、シンクロするなど聴くときどきによってあります

【2020】BEST ALBUM

いやあ、2021年もいつの間にやら3月ですね。 えっ、3月?? ・・・・・・。 2020年のBEST ALBUMを発表します。 twitterでは年末にリリースしてたものをnoteにまとめます。コメントや所感とかは近日、noteで!とかのたまってたんですが、早2か月ちょいが経過しました。有言実行、できてない。 まあ、2019年の年間ベストは去年の5月に出してたのでだいぶマシですね。 さて、#BESTALBUM2020 です。20枚セレクトしてました。 20位~1

2021年 1-3月個人的ベストアルバム・EP

早いもので今年ももう1/4が終わろうとしています。 去年から大きく何かが変わることもなく、もはやこれが今後ずっと続いていく日常のような気もしてますが、下ばかり向いてはいられないのでなんとか無理にでも前を向いて日々を過ごしている感じです。 この3ヶ月もたくさんの音楽に触れ、その新しさや懐かしさに驚き癒され、日々の暮らしを豊かにしてくれる力をもらっていました。 今回は自分がよく聴いていた作品を30作ピックアップしてみました。 そこまで大きなリリースはなかった気もしますが、何度も聴

Carpenters 「Made In America」 (1981)

素敵なアメリカンポップス、カレン存命中のラストアルバムポップスが大好きな私もカーペンターズは大好きなんですが、彼らに対する音楽評論家の評価はきわめて低いですね。ああした音楽(ポップス)というのは難しく感じることもない、単純なもの、と評論家は捉えるのでしょうか。残念な話です。実はカーペンターズほど、緻密に計算されたポップスはないと思っていて、それは今回紹介する彼らのラストアルバムでも感じられます。私が洋楽を聴き始めた頃のアルバムでもあります。 70年代後半のカーペンターズは人

19XXプレイ日記(4):19XXの隠し音楽と、そこに見る「19」シリーズの歴史

この記事を含めて、19XXプレイ日記をまとめています。 現在、Nintendo Switchで発売中のソフト『カプコンアーケードスタジアム』に収録のゲーム『19XX - The War Against Destiny -』について。 このゲームには、通常と異なる音楽でプレイできるという「隠し技」があります。 この情報はアーケードの発売当初から知られていたことなので、今でも様々な場所に掲載されていますが、ここで改めて書いてみます。 19XXの隠し音楽その様子をムービーとし

ベストヒットUSA 3月27日【ビリーアイリッシュ、5位から3位へ】

今週のランキングプレイリストです。毎週更新するのでよかったらフォローしてください。 『ベストヒットUSAとは、小林克也氏がDJを務め、FM NACK5で土曜日の12時から放送されている番組(BS朝日では金曜日の24時から放送中)で、Top40 (アメリカにある、157の主要なラジオ局[コンテンポラリーヒットラジオ]で流れる曲の放送回数を集計)、そのTop20を紹介している。Billboardのラジオチャート(全ジャンルのラジオ局の集計)ではなく、ポップソングのラジオチャート

「いいゲームミュージック?」今も昔も最高だよ。

水おかきさんのゲームミュージックの記事を見て 私はとてもハートを射抜かれたので私も書きます! でも、私は私の世代のゲームミュージックそして昔と今! そんな感じで私の思い書きます。 初めてのゲームミュージック 私は初めてゲームしたバイオハザード2にはすでにBGMが ついていて、ピコピコというよりはしっかり演奏された曲が入っていました 一番印象的なのはセーブポイントの音楽でその音だけでどれだけの 安堵感を与えられたのか計り知れません。 「ここゾンビいない、わーい」って そもそ

失恋歌を聴くようになった12年間の話

 僕が幸せなラブソングを聴かなくなったのは、いつからだっけか。  確か、中3の12月。英語の授業で洋楽を紹介された頃のことだ。そこで教師が取り上げたのは、三つの曲だった。ワムの『Last Christmas』とカーペンターズの『I need to be in love』、それからもう一つ──。  飛び跳ねんばかりに陽気で、ポップな曲調。そのくせ、配られたプリントの和訳歌詞には「傷心」だの「別れ」だのと物哀しい単語が散りばめられている。若い女性と思しき声は、教室の古びたカセ

バンドマンがKPOPのライブ映像を観て度肝抜かれた話

よっと。 2021年衝撃のBTSとの出逢いがありまして。今までバニラバニラ高収入の宣伝カーと同じくらい無感情で流していた「KPOP」という世界を知りました。 そっからはスポンジのように沢山の情報を吸収し、いっぱしに僕も「グテ尊い…ハアハア…定期預金崩したい…」(37歳 男性) ぐらいの感情は芽生えるようになりました。 その反面最近某SNSで「あの記事を書いた奴」って事で嫌な思いをして、書いた記事も全部消してやろうかと思ってたんですけどね。  まあどこの世界にもマウン