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#落語・講談 まとめ

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落語や講談について書かれた記事をまとめていく公式マガジンです!主にハッシュタグ「#落語」「#講談」が付けられている記事を自動で追加し、紹介していきます。
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2022年6月の記事一覧

意外に知らない、蕎麦にまつわるお話

さて、落語には蕎麦にまつわる話がとても多いですね。 特に、江戸っ子の食べ物として、蕎麦は欠かせません。 蕎麦が登場する落語をざっと挙げてみると。 時そば / そば清 / 疝気の虫 / 蕎麦の殿様 / 幽霊蕎麦 等々。 ところで、蕎麦粉は縄文時代からあったそうですが、細切りした麺として登場したのは江戸時代初期頃でした。 今でこそ「ざるそば」は、一般的な呼び名ですが、元々出し汁につける冷たい蕎麦は、「もりそば」と呼ばれていました。 江戸時代の中期以降、蕎麦が大流行し、蕎

上方落語台本大賞発表落語会

こちらは2019年12月16日~22日の繁昌亭昼席の出演者表です。12月20日、私はこの日初めて繁昌亭を訪れ、生の寄席というものを体験しました。 落語の面白さというものに出会ったばかりですし、恥ずかしながら、出演者の方々も全て知らずに行きました。この時、トリを務めておられたのが笑福亭福笑さん。ネタは『葬儀屋さん』でした。 こんなに面白い人がいたのか!という衝撃を受けましたね。なんという爆笑の渦。なんというエネルギー。すごい人がいるもんだと。 そしてその二年半後、 まさか

『江戸落語奇譚』・青野短モチーフネイル

以前の記事でも触れた小説、奥野じゅん先生の『江戸落語奇譚』に出てくる、美形文筆家・青野短さんのモチーフネイルを作りました! 実は、江戸落語奇譚 寄席と死神が出版された2021年初夏、すでにデザインは練っていたのですが、私事で大変な時期と重なり、着手ができていませんでした。気付けば約1年間、小説やアニメからのモチーフネイルは作れずに過ごしてきましたが、もうすぐ1年が経つということで、そろそろ気持ちも上げていこうと、まずは短さんネイルを完成させたくて、デザインを練り直しました。

2022.6.18 小んぶ改メ柳家さん花真打昇進記念公演 夜の部 @江東区文化センター

【本日の演目】※敬称略  髙座返し 柳家小きち 金明竹      柳家小きち ん廻し      柳家㐂三郎 短命    柳家喬之助 幇間腹   柳家小志ん   野晒し   柳家さん喬 仲入 真打披露口上  下手より並び順 司会柳家小志ん 柳家㐂三郎 柳家喬之助 柳家さん花 柳家さん喬 柳家さん喬 柳亭左龍 柳家喬太郎 宮戸川(上)   柳亭左龍 普段の袴   柳家喬太郎  奇術 🃏     ダーク広和 らくだ    柳家さん花 さん喬一門《聖地 東陽町》で吉例な真打昇進披

【お稽古動画】質屋庫【粗削りどころか材木】

こんにちは、金の助です。昨日は妹の結婚式でした。 コロナ禍だったため、2年越しで2度延期した結婚式と披露宴が執り行われまし㊗ 親族のみだったので穏やかでリラックスした雰囲気でした。 妹に頼まれて一席やってほしいとの事だったのですが、親族のみで20人もいない披露宴だったので最初は嫌だといったのですが、結果的にやって良かったです。 今回【寿限無】をやりましたが、みんな生暖かい目で見守ってくれましたし、妹夫婦の式という人生の一大イベントで落語をやることで、披露宴を少しでも盛り上げる

¥200

落語漫画「あかね噺」を読んで実際の寄席に行ってみた話

はじめに 私は長らく週刊少年ジャンプを読んでいて、これまでたくさんの作品の始まりと終わりを見届けてきた。私の青春はジャンプとともにあったと言っても過言ではない。 それでもって、今回のトピックとなるのは「あかね噺」という落語の漫画。今年2月に始まったジャンプの連載作品だ。 あらすじをざっくり説明すると、朱音さんという女の子が、落語家のトップ階級である真打を目指す物語である。 私はこの作品がなんとなく好きで応援している。なぜ好きなのかという理由はいくらでも後付けできるのだ

2022.6.10 6月特別企画公演 花形演芸会スペシャル ~受賞者の会~ @国立演芸場

本日の演目※敬称略 糸 恩田えり 前座 柳亭左ん坊 寿限無       柳亭左ん坊 男はつらいよ第20作 寅次郎頑張れ! 玉川太福 曲師=玉川みね子 阿弥陀ヶ池              桂華紋 露出さん      柳家わさび 江戸荒物      笑福亭べ瓶 水族館       古今亭志ん五 三遊亭圓朝作 真景累ケ淵〜宗悦殺し        神田伯山                                          仲入 令和3年度花形演芸大賞 贈賞式 司会

【満員御礼】自分たちが暮らす街に「落語」で笑える時間を

自分たちが暮らす街で、落語を一緒に楽しめる時間を ―――― ちょうど一ヶ月前にそんな思いで書いたnoteが、私の記事のなかでは多くの方に読んでいただく機会を得ました。 私は栃木県の那須・黒磯エリアに1年前に移住しました。仕事ではインタビューにまつわるお仕事を広げていきたいと活動しています。 那須に越してきて妻とよく話していたのが「生で落語を聞ける場所がなかなかないね」ということ。東京と比べてしまうと、それは当たり前なのですが、地方で落語に触れられる(特に若い人たちも触れ

【雑記】落語と人々と私

まずは、こちらをご覧ください。 ※コロナ禍にある2020年、ケーブルテレビで市民から市民へエールを贈る企画があり、私、中家すゞめ講談を収録していただきました。 こちらは、その横から自分用に撮ってもらった映像です。 私が人生でやってみたのは、落語・講談をやることで人前に立てない自分が人前に立つということです。 私はカッコ悪いもんは人にも自分にも見せたくないというプライドの高さを持て余しているゆえ、あまり堂々とワクワクしたりはしゃいだりしないので、他の人から見たらとても感情

今、落語を勧める3つの理由

女子大生の娘さんを初めて落語会に連れて行った友人曰く「娘が、落語の内容がわかったのは2人くらいだった、って」。 おそらく10人近くが高座に上がっていたはずの落語会だ。ちなみに娘さんは日本人で日本語がわかる。 談志師匠なら「あー、あれか。お前の娘は、馬鹿か」って言いそうなところだけど、わたしは優しいのでそんなことは言わない。「へえ。」心の中で思うだけだ(あんたの娘は…)。うそ、嘘だよ。 ちょうど、インターネットで「ラジオで何を言ってるのか聴き取れない小学生」という話を見たばか

お庭で新しい落語会はじめます

6月から新しい落語会を始めます。一人で小一時間。小一時間なんで、一時間以上やることもあれば、短いこともあるかもしれません。 真打になっても、勉強は続けていきたいのと、小さいホームグラウンドのようなものを持ちたい気持ちと、とにかく僕の喋りたいことが出来る場所を作りたくて始めます。昔覚えた噺はもちろん、強化したい噺、ネタ下ろしもやると思います。 全ては寄席に出るためです。真打になるとライバルがさらに増えます。もちろん、真打になれば寄席の中でも出られる枠が増えます。だけど、それ