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DesignOps知見まとめ

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DesignOpsや、組織・カルチャー・マネジメントなどの知見を幅広くまとめていくマガジンです。noteではプロダクトデザイナーを募集しています→https://open.tal…
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#デザイン組織

デザインプログラムマネージャーのすすめ

デザインプログラムマネージャーが足りない。 これは、デザインの現場の切実な思いです。デザインプログラムマネージャー(以下、DPM)がいれば、仕事が上手くまわるはずなのに良い人がいない。大変な現場がなかなか改善されず、げっそり疲弊してしまう。 もっと言うと、産業のデザイン活用が進むなか、DPMがいないことによる機会損失も広がっている。せっかくデザイナーを何人も採用しても、組織運営に問題が生じてしまう。DXが進まない。いくつもの企業で起こっている課題です。 デザイナーの間で

デザイン組織の最高のアサイン

成り行きまかせのアサインに落ち、時に成果を傷つけていないか。プロジェクト要件を想いやり、メンバーの胸に突き刺さるアサインができているか。 どのプロジェクトにどのメンバーを割り当てるか。今回のテーマは、デザインプロジェクトのアサイン。組織から見た優れたアサインのしくみはどんなものか。個人のキャリア形成に優位なアサインはどんなものか。組織と個人の両面で、記事を2回に分けて考えていきます。 今回は組織の視点からです。アサインの理想に触れることで、デザイン組織の成長とは何なのか、

事業会社で活躍するデザイナー育成/自己成長のための「デザイナーラダー」と目標設定

こんにちは。BASEのProduct Design Section マネージャーの小山です。 今回は事業会社で活躍するデザイナーを育成するために、昨年作成したグレード表とスキル指標を見直し、デザイナーのスキルラダー(以下「デザイナーラダー」)を作成・運用し始めたので、デザイナーラダーの紹介と活用方法について紹介します。 組織・マネージャー目線では育成についての話ですが、メンバー目線では自己成長をどうやって実現していくかという話にもなっているので、いろいろなデザイナーの参考

デザイン組織として1年間やったこと

こんにちは!GAのデザインマネージャーの山本です。私が入社して、はや一年。この一年で、デザインチームとして取り組んできたことを、振り返りたいと思います。 1.調査から課題を把握するまずは、デザイナーたちが抱える課題をヒアリング。同時にマーケティングやPdMなど関連部門の責任者にインタビューを行い、デザインプロセスにおける課題や理想像などもヒアリングしました。 1.デザイナーからの課題 2.関連部門からの課題 ここでキャッチアップできた課題を属性ごとに、緊急度・重要度に

デザイン会社のCEOが組織の変化を楽しむために行った3つの挑戦

この記事はroot Design Advent Calendar 2023 の25日目の記事になります。 こんにちは、root CEOの西村です。 2023年も終わりに近づいていますが、みなさんはどんな1年を過ごされましたか? rootの1年を振り返ってみると、過去に経験のないくらい変化の多い1年だったと思います。 rootのバリューには「変化を楽しむ」という言葉があるくらい変化に向き合う姿勢を大切にしている会社ですが、今日は「組織の変化」についてこの1年向き合ってきた中で

役割・組織・キャリアからわかる!SmartHRデザイナー大全

はじめにSmartHRはサービス開始時点で1人目のデザイナーが入社して以来、使いやすいサービス・プロダクトをお客さまへ届けるため、デザイン組織を成長させてきました。 2023年現在、SmartHRのデザイン職は50名を超える人数が所属しており、組織や業務の分化によって各々が異なるミッションに取り組んでいます。 この記事では、SmartHRのデザイン職の種類や組織全容、そしてカジュアル面談などでよく聞いて頂く質問の回答を記載しています。 この記事でわかること SmartH

新卒がマネーフォワード MEのFigmaを整理してみた①

この記事で書くこと💡マネーフォワード MEのFigmaを整理したプロジェクトのプロセスを紹介します。デザイナーが増えてきてFigmaの運用に困っている方に特に読んでいただきたいです! Figma整理のプロジェクト内容としては、"デザインフローの明文化"、"デザイントークンの共通化"と、フェーズを2つに分けて行いました。この記事では、フェーズ1の"デザインフローの明文化"について書いています。 Figmaの運用方法などは、開発体制やデザイナーの人数・スキルで違ってくると思うので

デザイン組織とデザイナーにDesignOpsとして向き合う意義

Designship2023 のMeetupでDesignOpsについてLTさせていただいたので、このnoteではその内容をご紹介できればと思います! LTテーマ 「デザイン組織とデザイナーにDesignOpsとして向き合う意義」 DesignOpsという立場で組織やデザイナーにどのように関わっているか、またその面白さ、キャリアの選択肢についてお話さていただきました。 「DesignOps」という言葉は、今回のDesignship2023 の中でもひとつのテーマとして取

3つのカオのデザイン組織

こんにちは、kaonavi404編集部です。 今回はカオナビの3つのデザイン組織についてご紹介します。 これまでブランドリニューアル連載でもご紹介してきましたが、カオナビはデザインを大切にしています。それはなぜか?というところや、各デザイン組織について、今回の記事でご紹介していきます。 ● デザインの重要性プロダクトビジネスにおいて、機能はもちろん大切。ただ、機能という点だけで他社との差別化を図ることが難しいのも事実です。そこで、デザインやブランディングといった付加価値に

少数精鋭で、筋肉質。“プロダクトを成長させるデザイン組織”の作り方

こんにちは。LINE NEWS企画チームです。LINE NEWS編集部、LINE校閲チームに続いて、企画チームも、LINE NEWSのプロダクト企画に携わるメンバーやプロダクトにかける思いについて、発信しています。   今回も引き続き、LINE NEWSのデザインチームから、橋本建吾さん、JT(Choi Jungtae)さん、金周完(Kim Juwan)さんに話を伺います。テーマは、デザインチーム内の連携とコミュニケーションについて。 デザイン組織のあり方次第で、プロダクト

DesignOps成長支援の取り組み

GoodpatchのDesignOpsチームでマネジメントをしているkadonoです。この記事はDesignOpsMeets #2でGoodpatchから発表した内容をベースとしています。(発表時間に収まらなかった部分も補足で記載していますmm) DesignOpsの取り組み気になるよ!という方はぜひご覧ください 🙌 テーマに入る前に✅先日のConfig2023の中でDesignOpsのセッションがあり、これからDesignOpsのチームを立ち上げようとしている方やまだ経営

フェーズごとに見る!デザイン横断組織の変遷をポイント解説

こんにちは。クックパッドデザイン推進部のいちはらです。 2023年7月末。組織再編によってクックパッドのデザイン横断組織が役目を終えることになりました(前半の記事はこちら)。 今回は、2019年にデザイン横断組織が発足してから解散するまでの4年間を3つの期(創成期/転換期/成熟期)に区切って、そのフェーズで起こっていた組織の変化を振り返りたいと思います。 今後、横断部署を立ち上げる予定(立ち上げたばかり)の方。既に横断部署に所属している方や、デザイン組織に興味のある方の参考

デザイン部署が全社で価値を発揮するためのノウハウと実践

こんにちは、クックパッドデザイン推進部の市原です。 2023年の7月末、クックパッドのデザイン横断部署が組織再編によって解散することになりました。 そこで2019年から2023年までの4年間に行われた施策と共に、その施策が行われた目的と、そこで得られた成果を紹介したいと思います。 全社に対してデザイナー組織ならではの価値の届け方、組織改善や課題解決のアプローチのヒントになればと思います!! ※全ての施策は部署のみんなで行ったもので私個人の成果ではないです。 ずいぶん沢山

デザイナーが関わった社内スローガン普及の舞台裏

こんにちは。株式会社助太刀でデザイナーをしております、杉山(@sugiyama_skdc)です。 最近はデザインチームのマネジメントやプロダクト系の施策検討UI作成などを行ったり、その他デザインのディレクションなどを行っております。 弊社は3月からFY24(新しい期)が始まるのですが、 今回、助太刀では初めて「自走 連帯 進化」という期ごとの「スローガン」を作成しました。 そのスローガン発表&浸透施策のためにデザイナーが関わったことや取り組みについて本日は紹介します。 な