部下に仕事を任せる時は●●と言ってはいけない!
こんにちは。自分力アップ↑トレーナーの咲江です。
今日は本当であれば東京2020オリンピックの開会式が行われる予定でしたが、残念ながらそれは持ち越しとなりました。4年前の2016年リオオリンピックで日本は金12、銀8、銅21ものメダルを獲得してます。
オリンピック選手は「日本」を背負って競技をするので、そのプレッシャーはとても大きいものだったと思います。それでもあれだけのメダル獲得ができたということは、日本人選手も年々メンタル面のトレーニング強化を図ってきたのではないかと思います。
部下に仕事を任す時に言ってはいけない言葉とは?
メダルラッシュの前回のオリンピックでも、残念ながらあまり振るわなかった選手もいました。活躍した選手と実力が発揮できなかった選手、その違いは何でしょう。実力もさることながら、やはりメンタル力が左右していたような気がします。
ではここで質問です。
自分の上司から仕事を依頼された時を想像してください。①と②、上司からかけられる言葉として、どちらが良いですか?
①「絶対に失敗するなよ」
②「大丈夫。きっとうまくいくよ」
①を言われた時にどんなイメージが湧きましたか?
「失敗」という言葉のイメージから、例えば「失敗したら降格する」とか「もし失敗したら周りに迷惑がかかる」というようなネガティブなイメージが湧きませんでしたか?
これは必ずしも「失敗」という言葉がダメなのではなくネガティブなイメージを連想させるのが良くないのです。
ですから、たとえ「成功」という言葉が入っていたとしても「必ず成功させろよ」「成功してくれないと困るよ」という威圧感がある声かけであれば「成功」という言葉が入っていたとしても、その言葉の後に続くものとしては「…さもないと××だ」と言うように、さらに悪いイメージを連想してしまいます。
では②についてはどうでしょう。
「うまくいく」という良いイメージが入ることで、例えば「成功したらボーナスでるかも」とか「上手くいったら褒められるかな」などのようにポジティブなイメージが湧きませんか?これらの言葉の後に続くものとしては「…そうすれば○○だ」と言うように、良いイメージの連鎖へとつながります。
ネガティブorポジティブ。イメージした時点で勝敗が分かれる理由
ネガティブかポジティブかのイメージをした時点で、実は勝敗はほぼ決まっています。「どうせ失敗する」「上手くいきっこない」と思っていたら、モチベーションは上がりませんから、当然ですが成功することは難しいです。
また、失敗したらどうしよう?みんなに迷惑かけるかも?というストレスから
不安orドキドキ⇒緊張⇒気持ちが萎縮⇒平常心喪失となり、本来の力が発揮できなくなります。
不安は行動範囲を狭めてしまう
「絶対に失敗するなよ」の言葉を言われると、たいていの人は「失敗したらどうしよう?」と不安になります。そして失敗しないための安全策を探します。
仕事をする上ではもちろん失敗を許されないシーンは多いと思いますが、常に失敗しないように安全策でしか行動できないということは、その人の持っているクリエイティビティの能力を狭めることにもなります。
そのため、仕事としての広がりが持てず、会社としても成長が鈍化してきます。
「大丈夫。きっとうまくいくよ。失敗しても俺がフォローするから」
部下に仕事を依頼する時には、「失敗するなよ」ではなく「きっとうまくいくよ」という言葉かけ。このちょっとした言葉の違いを意識してみて下さい。そして、部下が安心して仕事ができるように「失敗しても何とかなるさ」の言葉かけをしてあげてください。
そうすれば、依頼された方のメンタル状態が変わり、ネガティブを連想させる悪いストレスではなく、ポジティブを連想する良いストレスへ変化し、モチベーションが上がります。
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