ドラマ『Shrink』最終回 うちの家族の謎がわかったかも
NHKのドラマ『Shrink』の第三話、最終回。
録画していたものをやっとみました。
このnote長いです。心の整理に使いました。
しんどい方は、スルーお願います。
第三話は、パーソナリティ症
初めて聞く症例でした。
パーソナリティ症?
ドラマの設定としては…👇
よくある設定のように感じました。
ドラマとか。
家族内でも。
ちょっとアウトローなタイプ的なキャラと言うか。リストカットはしないけれど、家族内で、急にキレたり不機嫌だったりはある。
普通にあるでしょ?と。
ただ、見ていく中で、あれあれ?と思うようになっていきました。
今回ゲスト患者の風花さん。
陽だまりクリニックに来て問診をうけますと、自分の話をよく聞いてくれる先生に好感を持ち、かなりの重さで気持ちを寄せて行く様が見てとれました。
次の診察では、ラブレターのような物を渡します。それを軽く流されるとキレて、ありえない話を並べ罵倒し、病院を出て行きました。
ん?なんか、コレ…見たことあるぞ?
経験があるような。。。
そんな感触があって、胸がザワザワしました。
ドラマを引き続き見ていくと…
風花さんは、冷静な先生の態度にキレて転院をし、診断をあやまられて、リストカット騒動を起こします。
結果、陽だまりクリニックに戻り、あらためて診察を受けます。
どう言う時に、人とのコミュニケーションに困るのか?を問われて…
『先生、私、バカにされるとスイッチがはいるかも』
的な言葉を聞いた瞬間に、
あ!コレだ!と思いました。
うちの家族の中にいたんです。
風花さんのような人が。
何故、突然キレるのか?
何にキレたのかわからない大人がいます。
きょうだいです。
突然、ありもしない作話を一方的にぶつけはじめ、人を誹謗中傷、おとしめます。
で、周りの人の話も聞かずに、後ろ手に扉を乱暴に締めて出ていくような人です。
今現在もです。
正直、会話、対話が成り立たず、あちこちでコミュニケーションを散らかしてしまうので。
今、相続問題が片付かないでいるのです。
ドラマの中の風花さんは、誰もバカにしたわけでもなくても、自分の中でバカにされたと思ってしまうとスイッチが入ってしまっていました。
自分はバカだからわからないのだ、と。
理解ができない…
なんで?どう言う意味?と質問したりができない。または、質問の仕方がわからないのかも…と、ドラマを見て思いました。
そして、ドラマを見進めてさらに驚きました…
風花さんが治療をはじめ、表情や様子、生活が改善してきたのを見た彼氏が…
ショックを受けてリストカットをしてしまいます。
なんで?彼が?
衝撃的でした…
風花さんのようにパーソナリティ症を持つ方は、根底にすごく深い部分に、自分の自信のなさがあるそうです。
それを隠すために、『バカにされた』などのスイッチが入ると、作話などで周りをおとしめたりして、自分を守ろうとしてしまうようです。
パーソナリティと言うのは、皆が持ちあわせています。が、
そもそもの性格✖️環境
により、強く出てしまったり、抑えられたり。
で、個人の特性や環境のかけあわせによって、円滑な日時生活が送れたりするんだと思います。
ただ、持ち合わせている性格、環境によって、
周りでサポートしている人に伝播してしまうことがあったりもすると言うこと…
それを理解するためのシーンでした。
風花をずっと離れずに支えてきた彼氏もまた、風花以上に自分に自信がなく、風花を支えることで自分を確立していたというのです。
同じような気持ちを持つ人が近い存在になりやすいんだと理解しました。
風花の自立を前に、風花の存在が遠く感じてしまい、振り向いてほしさにリストカットをしたと言うシーンでした。
パーソナリティ症は、
ある意味皆にあるものかなぁと。
ただ、生活に支障が出るほどの症状が出てくるとか、環境的にストレスを抱えてしまうと、自分の心を守るため、コントロールができなくなることがある。
結果、自分より不安定な人を見つけて自分を確立しようとしてしまったり…
また、相手に冷静に対応されたりすると、捨てられたと思い込んでしまい、乱暴な行為に出たり、興味をひきたくてリストカットや作話をして、周りを振り向かせようとしてしまうということかも…
そして、それを繰り返されると、周りはひどく振り回されてしまう。
同じ環境下で、同じような性質を持ち合わせているとストレスに。
共に発症、共依存、症状が重くなることもあるのだなぁと言うのがわかりました。
ある意味、環境を共にする恋人、環境や性格が被る家族には伝播しやすい状況にあると理解しました。
ドラマの中では、風花のお父さんがまた、パーソナリティ症を持ちあわせていたようで、激昂すると物を投げたりするほどの怒りを風花やお母さんに向けてきていました。
学歴が高いお父さんにとって、
⚫︎バーでアルバイトする風花
⚫︎29歳で派手な化粧に身なり
⚫︎会話が(父にとって)どうでもいい話
⚫︎甥姪は学歴が高くいい就職をしている
ということから…
恥ずかしい…親戚や周りから何を言われているのか?と勝手に想像。
バカにされていると思い込んでしまい、風花に乱暴な言動を向けていました。
それで、ハッとしました。
私の母です。
母が明らかにパーソナリティ症だったような気がします。
私に過干渉で、すごく依存していた気がします。母は、私の宿題にいつも手をだし、先生から褒めてもらう為作り上げたりしました。
できが悪いと、怒られたり、ため息つかれたり、叩かれたり…
私は、当時、感情的だったし、友達作りが下手な子だったと思います(今もですが😉)
母の思いが、重い…苦しい…と思っていて、小さいながらに早く独立したいとずっと思っていました。
私が就職をし、家を出ると…
急激にあるきょうだいと母の距離が近づき、金銭的に物理的に、育児とか生活の援助が膨れ上がっていってた気がします。
そのきょうだいは、ぶきっちょさんでした。そもそもは左利きだっただけなんだと…
が、右利き母にしたら、何を教えるのも難しくて、子育てに苦しんだんでしょう。
思うようにできない親子は、お互いに癇癪を起こし、不和な時期がありました。
が、私が独立したことで、急速に接近。
きょうだいは母から受けたかった愛情を独占できたし、母は不安や寂しさをきょうだいを支えることで埋め、深い共依存となって…
2、30年も症状を継続してしまったのかも?と思いました。
それが…
父母の介護と重なった時、
ストレスとなり、それぞれのギアをさらにあげたのかもしれません。
母ときょうだいのパーソナリティ症はさらに重くなり、仮面の部分がはがれてきて、
そのストレスが父や私などに向いていたのかもと理解しました。
そもそも父も感情型な人でしたし、
家族ごとに不器用なタチでした…
そして、きょうだいの中で、一番不器用な我が子を、父はバカにしてるつもりはなかったでしょうが、他のきょうだいと比べて奮起させようと、言葉を投げつけたことはあったかもです。
それを、私や他のきょうだいには、バカにして見えていたかもです。その父の言動は家族に擦り込まれていきました。
そして、私たちの言動は、そのパーソナリティ症がでている家族にとって、『バカにされた』とずっと見えていたかも…
はぁぁぁぁぁ。
そうだったかぁ。
父は、晩年、四国八十八ヶ所巡りを母と友人夫婦と四人で回ったと聞いています。
あの父が?という印象でした。
仕事のできる人でした。
人材を育成したり、会社の環境を整える仕事をしていて、評価されていた人らしいです。
でも、家族にはサービスの悪い昭和の男でした。
八十八ヶ所巡りでは、母と現地でよく口ゲンカをしていたらしいです。(ご友人談)
きょうだいを支えることや趣味のことで毎日出歩いて出費を続ける母と、どうにか二人の暮らしに目を向けるきっかけになれば…と。
きょうだいと母と物理的な距離を取ること➕神頼み🙏みたいな思いで、巡っていたのではないかと思います。
きょうだいの依存性も願掛けしていたのかも?と思いました。
(パーソナリティ症の存在も理解も概念も父にはなかったろうから、藁をもすがる思いだったかと)
父なりに、私や他のきょうだいに相談せずに、できる最後の手段が神頼みだったわけかぁ…
と、ドラマ『shrink』最終回を見て、
思ったこと知ったこと、
家族で気づいたことを書き出してみました。
それで、
思うところがまだあります。
心の整理にこのnoteをつかいます。
長くなってしまいました。
読んでくださった方いたら
ありがとうございます。
まだ、つづく