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透析義父日誌26 透析患者の心理を考えてみた話

書いてるうちに長くなってしまいました。
お時間ある方は、どうぞ🫴2500文字です。


TOPの写真は、今、私のカバンの中のポーチ類。。。
義父の医療や介護関係の証明書やらいろいろ
と、私の医療のいろいろ。

趣味的なもの、スマホやケーブル関係でもなく。

いつでも、医療や介護方面、役所なんかで、

👩‍💻「今日お持ちですか?」

「はい!持ってます」

と、速やかに対処できるように、ポーチに入れ分けて、カバンを抱えてきました。
出直せばまた手続きが遅れる!
今なら質問したいこともスッとでる!
もう、タイミングを無くしてはいけない思いがあって(私の短期記憶が本当にあやしくて)
必死のパッチでやってきました。


やっとやっと、基本的な資格証類がコンプリートしました。
あとは、人工透析をする身体障害者として、🈸申請してみたいことがあれば申請するといったくらいです。
要は、急ぐ必要はなく、一つ一つ義父の生活を考えた上で必要なもの、助けていただきたいものを精査して、申請するものになります。
ちょっとこちらは、ゆっくり進めるとしましょう。少し荷物が小さく軽くできるかな?


さて、大騒ぎをしていた認知症検査とMRIについてですが。無事にMRI撮れたようです😅

🤴先生からお電話がありました。
最終的には、今週、専門医の先生に全て判断していただくそうですが。
出揃ったデータと本人の状況から、『認知症は見られない』と、🤴先生は感じておられるとのことです。(循環器内科、腎臓内科の先生なので、最終判断はされません。)


「えー!」という思いと、
「やっぱなぁ、良かった!」という思いが
混じりながら、お話しを聞きました。


けれど、思ったよりも「良かったなぁ!」という気持ちが強くて、自分にホッとしました。


もしも、認知症が重い場合、リハビリにしろ、生活習慣にしろ、「がんばれ!」とか「ちゃんとして!」と、他人の義父に言ってはいけないとすると…
私自身が意地悪な思いを腹の底に溜めてしまうかもしれません。

でも、認知の症状が軽いならば、話し方やアプローチを変えたり、また専門家から提案してもらうなりで、明るい状況が作りやすいかもしれないかなと…
(こちとら、人間ですからねぇ😑)

我々のサポートで生活管理ができるならば、高齢者施設で生活する能力もあるかもしれませんし。
お互いに健やかな環境を保つ工夫に幅がでます。
お互いにお互いの理解が「割とある」と「限りなくない」では介護生活は雲泥の差になります。


今後、介護判定は下がってしまうかもしれませんが、透析患者を理解した周りのサポートがガッツリある今の状況なら、介護生活も悲観的に考えずにやれる方法はあるかもしれません。


そんな風に思える余力が自分に残っていてホッとしました。


いやはや〜

義父の実家方面で夫や夫のきょうだいが見てきた姿とはなんだったのでしょうか。。。
施設の方が、「認知症が出てますから、言ってもわかりませんのでギリギリに伝えます」とか。

私が関わったこの半年ほどでも、なかなか今の義父の姿や言動と合致がしなくて、腑に落ちません。が、過ぎたことはまぁ仕方ありません。
去年の義父より元気そうにしてるのですから、何よりです。



腎臓が悪くなるということは…
人の体内の毒素を濾してくれる機能が落ちてくると、最初にオヤジの担当医者👨‍⚕️から聞きました。
これは、老いてくれば皆、大なり小なり濾し器が目詰まりしてきます。
が、腎不全末期、「透析しますか?」と問われてる方は、どんどん目が詰まるということなんだろうと思います。濾せなかった血は濾し器から溢れる形で体に戻ってしまいます。
腎臓はそういう機関らしいです。
だから、濾す作業を透析の機械に代わりにやってもらうわけで、長生きできるという治療法なんですね。

じゃ、その理屈がわかったとして。
2日に一度、半日ほど時間をかけて、血液をきれいにしていただく作業があるとします。
その間、機械につながれてますから…自由に動き回ることはできませんし。
その透析ができる場所まで、通う必要があります。近いか?遠いか?で、患者さんによりますが、丸一日仕事になると思うんですね。
それが2日に一度やってきます😑

長生きできる代わりに、残りの人生の半分弱、透析のために時間を費やすことになるイメージです。

腎不全になると、もちろん周りの臓器もちょっとずつしんどくなってきます。
そこにきて、2日に一日、透析に時間や心配を持っていかれる生活になるとしますと…

かなり精神的につらくなってしまうのではないかと思うのです。

そして、透析は血🩸を扱う治療になります。
血液は、体中に酸素を運んでくれます。そのおかげで、頭もキビキビ動くし、体の痛みや疲労も軽減してくれるんだと思いますが。
もし、透析の管理がずさんな病院や医師の元で透析をしていたとしたら、、、

義父のように血管やシャントが詰まっていてもわかってもらえないこともあるかもしれません。

ただでさえ、体力的に精神的に負担のある治療をしているのに、きちんと管理がされていなければ、頭に酸素は行きません。
そうしたら、どうなるか…
不安や疑心暗鬼も出てくるでしょうし、記憶も曖昧になってしまうこともあるでしょう。自分が自分でわからなくなってしまうこともあるかも。やはり、どうしてもつらい…

透析患者の方は、ウツの症状が出やすいと聞いたことがあります。
こういう、ちょっとした積み重ねから、ウツ症状が出るかもしれないし、認知症と誤解をされてしまうかもしれません。


義父は、そこそこのお爺さんなんで、認知力は下がっています。それは、普通のことです。私も下がってきてますし😅
でも、理解ができてるゾーンもあって。
それは血管、透析環境、生活、あらゆるところが、まぁまぁ健やかに管理できていれば、明るく理解できることもあるかも?という話です。


透析は、体力も必要です。性格や生活スタイルでも、向く人、向かない人があると聞いたことがあります。が、はじめたらやめることはできません。人生を共にする治療法です。


もし、透析患者さんで、お元気がない方がいたら、ちょっとご理解を寄せてください。
そのご理解があることで、その方の1日が少し明るく過ごせる日になるかもしれません。


と、ま。
義父の透析生活から、また学べました。
気持ちもちょっと整理ができました。


またまた、長くなってしまいました。
読んでくださった方、ありがとうございました😊

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