見出し画像

【神田カレースタンプラリー(26)】欧風カレー ガヴィアル 神保町店

⏮️最初から読む
◀️前回のお話

2024年10月末

10月が終わるというのに、暑い。
私はよく晴れた神保町を長袖シャツ1枚で歩いていた。
靖国通りには「神田古本まつり」ののぼり旗がはるか遠くまではためき、平日でもたくさんの人が掘り出し物を探しに来ている。
読書の秋。神保町が一番活気付く季節だ。
それにしても暑い。こんなに暑くてなにが秋だ。

汗だくでたどり着いたのは「欧風カレー ガヴィアル 神保町店」。
こちらも言わずと知れた欧風カレーの名店である。
お店はビルの2階。老いを感じながら登る。

入り口の前にある待合スペースで数分待ったが、すぐに席に案内してもらえた。

待っている時に開いたGoogleマップの口コミによると、こちらのライスはデフォルトで300gあるらしい。
この情報、知っておいて本当に良かった。
大のチーズ好きの私は「チーズカレー(アーモンド添え)」をライス半分で注文。
カレーの辛さとじゃがいもの数も聞かれたので、辛さは中辛、じゃがいもは1個でお願いした。

ふと思い立って、明日田舎から東京に遊びに来る妹にメッセージを送る。
明日も暑そうだから、着るもののアドバイスをしておこう。羽織るなら脱ぎ着しやすいものを、と。
「そんなに暑い?パーカーで行こうと思ってたんだけど」とすぐに返事が返ってきた。
パーカー!そんな分厚いものを着てたら暑くて死ぬぞ。
前開きのものを羽織るならいいが、被るやつは絶対やめた方がいい。
電車の中は半袖でいいくらいなのに。

周りの人の服装を参考にしようと、店内を見渡してみる。
すると、驚いたことにモコモコのニットの大学生や、Gジャンを脱がないおじさん、ハイネックの上にカーディガンの女性などが観測できた。
シャツ1枚なのは私とサラリーマン風の男性(スーツのジャケットを脱いでいる)だけで、他の人はちゃんと秋らしい服装に身を包んでいるではないか。
ひょっとしてみんなは暑くないのか…?
ひょっとして私あれか、「暑いと感じるお年頃」なのか…?

ちょっと暗い気持ちになりかけた時、カレーが運ばれてきた。

チーズカレー(アーモンド添え)  ※ライス半分

グレイビーボートのカレーにはべろんと大きなチーズ。
ライスにも初めからチーズがかかっている。
カレーを全てライスにかけ、早速大きなチーズのかかっているところから一口。
うぉいしい!
チーズカレー大正解。
カレーはベースの味が甘く、辛さを辛口にしたことでよりその甘さが引き立つように感じる。
カレーの具には肉厚のマッシュルームやうずらの卵など、嬉しい顔ぶれがちらほら。
そしてなんといってもザクザクのアーモンドの食感が最高である。カレーにアーモンド、家でも真似したくなった。

じゃがいもはカレーの合間にいただいた。
隣の女子大学生が「私バターはそのままかじるぐらい大好き」と話していて、私も内心「わかる〜」と相槌を打つ。
最後余りそうになったバターをたっぷり全てじゃがいもに載せて口に入れ、完食。
おいしかったー!

辛さでじんわり暑い。
妹に、「暑いの私だけかもしれない。着たいもの着よう👍」と適当に返信し、午後の仕事に戻った。



この日ランチしたお店

欧風カレー ガヴィアル 神保町店

📍Google Map

🍛神田カレーグランプリ 欧風カレーガヴィアル神保町店

【いただいたメニュー】
チーズカレー(アーモンド添え) 1500円

次のお話▶️

いいなと思ったら応援しよう!