【神田カレースタンプラリー(34)】カリガリお茶の水
2024年11月中旬
文化の日の3連休が明けて以来、街中に突如としてクリスマスツリーが発生し始めた。
職場のロビーで流れているBGMもクリスマスソングになった。
早すぎないか。12月25日までずっとこれか。
今までなんとなく雰囲気のいい洋楽が流れていたから意識しなかったが、知っているクリスマスソングになった途端に5曲ぐらいのローテだと気づいた。別にいいけども。
「クーリスマスがことしもやあってくるー」と脳内で無限リピートしつつ、曇り空の中少し遠くまで歩くことにした。仕事も暇だし。
お茶の水駅近くまで向かう。
前に「チャントーヤ」に行った時、靖国通りからお茶の水仲通りへ一本入ると急に留学生っぽい人が溢れていたのが印象的だったが、今日はそこからさらに向こうへ。
そして理解する。
ここは大学の町、神田駿河台エリアなのだ!
日本大学、中央大学、明治大学、東京医科歯科大学など、有名大学がひしめく町。
勉強できる若者100%、外国の言葉で楽しそうに会話しているグループも多数。
脳内にケンタッキークリスマスのCMソング流れてるの私だけだ…
偏差値の違いを肌で感じつつ、神田の広さを実感していた。
平坦な場所が多いと思っていた神田で、初めて歩くゆるやかな坂道。その両側に、いろいろな大学のキャンパスがある。
風が通り抜ける、気持ちのいい道だ。
東京で大学生やるなら、こういう場所が最高だな。
坂を上り切ったお茶の水駅のそばに、「カリガリお茶の水」があった。
今日のランチはこちら。
入ると、奥に数席一人掛けの席があり先客1名。
たくさんある2人掛けテーブル席はお客さん0だった。
どこでもどうぞ、と案内されたので、テーブル席に座っちゃう。
引き出しの中にメニューがあると教えてもらい、開けるとこれ。
かわいい。大変凝った引き出しである。
早速メニューを開き、「アキバ盛りカレー1(人気トッピング全部盛り)」を注文。
アキバ盛りカレーには「1」以外にも「3」や「メテオ」などいくつか種類があり、それぞれトッピングなどが少し違うようだ。
秋葉原に本店があるため、「アキバ」と名がついているらしい。
まず見た目が美しい。
トッピング全部盛りの宝石箱感。満腹必至。
ライスを隔てて右のナス側「カリガリカレー」はココナッツベースの甘味があるカレー。
左のチーズ側「インドカレー」はスパイス感とトマトの酸味があり、よーく炒めた玉ねぎのコク。チーズとの相性も抜群。
トッピングもそれぞれ美味しい。
パクチー好きには嬉しい生パクチー、素揚げしたじゅわっと食感のナス、さっぱりして油っこく無いチキン竜田、デブ歓喜のフライドポテト、カレーにコクをプラスするチーズ、あるだけでちょっと嬉しいうずらの卵。
バランスよく食べるつもりが、右利きだからか右側のカリガリカレーからなくなった。
ターメリックライスは長粒っぽいが日本のお米的な食べ応えがあり、お腹いっぱいになる。
ごはんとちょうどぴったりのタイミングで左のインドカレーも平らげた。
大満足の一皿。
途中で隣の席に女子大学生と先生らしき二人組が座った。
初来店のようで、私と同じように引き出しを開けて感激している。
メニューをめくり「お腹いっぱいになりそう…まぁしょうがないですね」と瞬時に悟って私と同じ全部盛りを注文していた。ですよね。
「なんで神田ってカレーの町なんですか?」と質問する大学生。
先生の答えが非常に気になったが、そろそろ急いで戻らないといけないので、身を切る思いで立ち上がった。
食べ終わる頃にはほぼ満席になっていた。
やはり人気店。
スタンプラリーのQRコードを読み取らせてもらっていると、女性の店員さんが気さくに話しかけてくれた。
あと少しでマイスターなんです〜などと自慢げに話し、店を出た。
少し寒いが、カレーで温まった体で坂道を下るのは気持ちがいい。
本当にいい町だ。
坂を下り切ろうかというところで、あとスタンプ何個なんだろうとスマホを意識した時に気づいた。
スタンプもらえてない!!!
QRコードを読み取ったあと、ログインする必要があるのだが、ログインした記憶がない。
あと少しでマイスターなんです〜とか言って画面を閉じてしまった気がする。
確認すると、やっぱり「カリガリお茶の水」のスタンプは付いてない…
先ほどとは打って変わって凶悪に感じられる坂道に内心キレながらまたお茶の水駅まで駆け上がり、「スタンプ読み込めてませんでした!」とお店で元気に自己申告。
もう恥とか何にもない。
今度こそ落ち着いてスタンプをもらい、お店を後にする。
もうこの坂は上りたくないと思いながら坂道を駆け下り、ギリギリ時間内に仕事に戻った。
この日ランチしたお店
カリガリお茶の水
【いただいたメニュー】
アキバ盛りカレー1(人気トッピング全部盛り) 1200円