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【神田カレースタンプラリー(7)】Eblack

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2024年9月上旬

毎朝ミーティングでご一緒している先輩派遣さん2人と、3人でランチに行く日がやってきた。
今日はお昼楽しみですね〜などと話していると、責任者が来てミーティングが始まった。

いつも通り1人ずつ予定を発表した後、責任者が唐突に「今日でこのミーティングを終わりにします」と宣言した。
理由は、全員が業務に慣れてきたようだから、とのこと。

さらに、自席に戻りしばらく経つと、派遣社員全体に宛ててチャットが来た。
これまで毎日提出が義務付けられていた日報の提出を、今後しなくて良いという連絡だった。

朝のミーティングも、日報の提出も、Aちゃんが痛烈に批判していた慣習だった。完全な時間の無駄だと。
Aちゃんがいなくなった途端にどちらも廃止されるとは皮肉だ。
決定権を持っているのは責任者なので、何か方針の変化があったのだろうか。

昼。
先輩派遣さん2人とエントランスで待ち合わせして、お店に向かう。

今日3人で行くお店は「Eblack (エブラック)」というスープカレーのお店。夜はバーとして営業しているらしい。
最近行った「Gravy」「cafe & dining jimbocho」と並んでおり、その3軒の中では一番中の様子が見えないので、ちょっと入るのに勇気が要る。

お店は階段を降りた地下。
入ってみるとおしゃれで薄暗く、確かにバーの雰囲気。
女性店員さんが笑顔で迎えてくれて緊張がほぐれた。
中は男性客多めで9割は埋まっている印象だったが、4人掛けのテーブルがちょうど一つ空いていた。

スープカレーは野菜、チキン、牛すじなどの定番メニューの他に、黒板に限定メニューが書かれている。(この日は3種類あった。)
大のチーズ好きの私は黒板のメニューから「ベーコンとモッツァレラのスープカレー」を注文。
(ちょっとビビって辛さは「普通」。)

ベーコンとモッツァレラのスープカレー

スープカレー、ライス、サラダ、福神漬けが大小さまざまな似た形の器で出てきてかわいい。
スープカレーは深めのボウル皿になみなみ入っている。
ライスは普通盛りだが結構量がある。

カレーに入っているモッツァレラチーズはやわらかいが食感があり、具として成立している。
ベーコンは厚切りのコロコロなタイプ。肉塊系。
そして底から現れたじゃがいもが、柔らかくて本当においしい。
スープカレーの魂はじゃがいもに宿るのか。
辛さは普通にしたが、スパイスが効いていて完成されたお味。

ライスは量があると思ったが、食べ進めるとカレーの量と丁度良いバランスだった。(ただしすごい満腹。)


先輩派遣さん2人と改めていろいろ話しながら食べた。
1人は北海道出身だと発覚し、北海道の人をスープカレーの店に連れてきてしまった!と後悔したが、「北海道出身だからってスープカレーにうるさいとか無いです」と笑ってくれたのでほっとした。
(こちらを仮に北さんと呼びたいと思う。)
北さんはあまり笑わない人なのかなと思っていたが、趣味はお笑い鑑賞だと聞いて驚いた。
ミーティングの時とは違う自然な笑顔が見えて安心した。

もう1人は千葉県出身の、仮名・東さん。
小柄な女性ながら、激辛もごはん大盛りも余裕というギャップに驚かされる。
しかも小さいお子さんの子育て中で、普段慌ただしく食事するためか食べるスピードも早かった。

東さんは私と同じフロアで同じ仕事をしていて、北さんは別のフロアで責任者の仕事を補佐している。
明日からミーティングがなくなるので、北さんとはなかなか会う機会がなくなることになる。
ほとんど時間の無駄だったミーティングだが、こうしてランチに行けたのもミーティングで顔を合わせる機会があったお陰。

北さんと東さんもスタンプラリーに登録してくれて、またカレー行きましょうと約束。
このお店はおまけのキン肉マンカードを自分で選べるお店だったので、3人でわいわい時間をかけて選んだ。


この日ランチしたお店

Eblack

📍Google Map

🍛神田カレーグランプリ Eblack (エブラック)

【いただいたメニュー】
ベーコンとモッツァレラのスープカレー (確か1000円か1100円だったと思うんだけど記録見つからず、すみません。美味しいのでとりあえず行ってみてください。)

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