【神田カレースタンプラリー(41)】KKRホテル東京 12F カレーステーションリラ

2024年12月12日 14:20

2024年12月上旬

スタンプ残り1個で神田カレーマイスターという状況で、なかなか最後の1個が獲得できない日々が続いていた。
マイスターの記念になるようなお店はどこだろう。
悩んだ時は「神田カレー街公式ガイドブック2024」の冊子を開く。

私のランチのメインエリアである「神田カレーマップ3」の見開きページはピンクの蛍光ペンでつけた○印で埋め尽くされている。
まだ○のついていないお店から候補を選んでいく。

竹橋駅はもはや神田ではないのでは、と思いつつ、地図下方の竹橋駅近くにある「KKRホテル東京」が気になった。
調べてみると、バイキング形式で自分でカレーを取り分けるランチをやっているらしい。
やはり所在地は「千代田区大手町」で、もはや神田ではないのだが、職場から徒歩10分もかからず行けるらしく案外近い。
ランチの会場である「カレーステーションリラ」は12階と書いてある。
良い眺めに期待して行ってみることにした。　

東西線竹橋駅3b出口の真隣に「KKRホテル東京」はあった。
入り口にカレーグランプリののぼり旗！

実は昼休みにホテルに足を踏み入れるのは少し気が引けると思っていたので、この旗のおかげでかなり入りやすかった。自分が来ていい場所だと瞬時に思えた。
竹橋は神田じゃないなんて言って悪かった。
この旗があるところは全て神田(＝ホーム)だ。

中に入るとカレーステーションリラのポスターがあったので念のため確認。
12月は定番のブラックビーフカレーの他にホワイトチキンカレーと週替わりカレーの3種が楽しめる。良い日に来た。

エレベーターホールに近づくと、ホテルのスタッフのおじさんが「12階のご利用ですか」と優しく尋ねてくださった。
はい、と答えてエレベーターに乗せてもらう。
ちょっと優雅な気分。

そして12階に到着。
ここに入っていいのかな？と一瞬ためらうお部屋の中が「カレーステーションリラ」となっている。

バイキングだー！
お皿に飛びつきかけた私に、入り口のカウンターにいた店員さんが「1名様ですか？」と声を掛ける。
なるほど、入り口で最初にお金を払ってから入場するシステムらしい。
ドリンクバーをつけるか聞かれたが、あまり時間が無いのでつけないことにした。
1300円を支払い、いざバイキング。
この形式で意外だが、おかわりは不可とのこと。
一度きりの勝負である。

サラダのお皿を取って、サラダコーナーのおかずを一通り取り分けたら、ほんの一口ずつのつもりが案外大盛りになってしまった。

カレーのお皿は小盛り用というお皿があったのでそちらを選んでみた。
3つのカレーを盛り付けられるように、ごはんで土手をつくる。
土手の形成に夢中になってごはんを取りすぎないように注意。
KKRホテル東京名物のブラックビーフカレー、12月限定のホワイトチキンカレー、今週限定のシュリンプカレーを盛り付ける。
黒、白、赤の鮮やかな色合いにテンションが上がる。
が、肝心のエビがよそえていないことに気づきレードルで鍋の底からエビを掬って追加で盛り付けたところ、カレーが多すぎてごはんの土手が決壊。
綺麗に3色分かれる予定が、ちょっと混じってしまったが、セルフサービスなのでこんなものだろう。

ライスの上にチーズとブロッコリー、福神漬けをトッピングしてフィニッシュ。
後ろからたくさん人が来て取りに行くチャンスを逃したので、トッピングナンは諦め。
思いの外大盛りになってしまったのでスープも取らなかった。
全て取り終えたら隣の部屋の空いている座席に座るのだが、窓の外に広がる想像を超えた良い景色に思わずため息。

雲ひとつない青空、昼間の白い月、たくさんのビル、遠くまで続いていく高速道路、行き交う小さな車。
外気と隔絶された分厚いガラスの内側で私は深呼吸をして、肺いっぱいにカレーの匂いを吸い込んだ。
ここは東京都千代田区神田(厳密には大手町)。
たくさんの人間が働いて、今日もこの街を維持している。
私もその美しい光景の一部であることに喜びを感じた。

久しぶりに、A ちゃんと制定した昼休みの過ごし方の基本方針を思い出した。

昼になった瞬間職場を出て、(なるべく同じ会社の人が居なさそうな)飲食店に逃げ込み、人間らしさの回復に努める

ここ最近で一番人間らしさ回復した気がする。
また午後から頑張って働こうと思えた。

サラダもカレーも美味しかった。
良く考えたらビーフカレーって神田カレースタンプラリー生活で初めて食べたかも。
牛肉がゴロゴロ入ったカレーはよく煮込まれたコクと酸味があり、ザ・ホテルカレーって感じで満足感があった。
限定カレーもそれぞれおいしい。
サラダの中に実山椒を使ったおかずがあって好みだった。

帰る時、スタンプのQRコードを読ませてもらうと「カードもお集めですか？」と店員さん。
まだあるんですか？と聞くと、たくさんあるカードの束をトランプのように裏向きで扇形に広げてくださり、1枚選ばせてくれた。
引いたのはマンモスマン。
もう持ってるやつだったけど、もうどのお店もキン肉マンカードは配布終了していると思っていたので、最後に貰えて嬉しかった。