珈琲記録②「COYOTE」〜敬〜
先日、札幌のコーヒースタンド「BARISTART COFFEE」さんで教えてもらった京都のコーヒースタンド。
京都駅前のコーヒー屋といえば、「kurasu coffee」さんによく行っていて、
他に選択肢はなかった。
一応、僕は京都を拠点とするフリーマガジン制作団体に所属していて、京都のコーヒー屋さんについても詳しい自信があった。
しかし、僕は「COYOTE」さんの存在を恥ずかしながら存じ上げなかった。
でも、札幌のバリスタがおすすめするくらいのお店だ。
期待しかない。
「COYOTE」は、京都駅から歩いて行ける場所にあるエルサルバドル専門のコーヒースタンド。
エルサルバドル専門!?
僕が働いている某カフェチェーン店では、
取り扱いのない生産地であり、これだけでもワクワクした。
どうやらCOYOTEさんは、2年ほどエルサルバドルで生産者のサポートをしていた日本人がバイヤーとして、生産者から直接コーヒー豆を買い付けて経営しているらしい。
だから、お店のサイトを確認しても「素晴らしいコーヒーが生まれる産地のストーリーを枯らさずにみなさんに届けること。そして、素晴らしいコーヒーを作る生産者と、それを楽しむ消費者のみなさんを双方向に繋ぐこと」をお店の役割と紹介している。
僕は、エシカルな部分でも素晴らしいと思うし、
一消費者としても、農畜産物を買うときや摂取するときに生産者の顔や生産現場を思い浮かべられたら、より、ホンモノを感じることができて楽しいと思う。
このお店では、コーヒー豆を選ぶときも、国ではなく生産者を選ぶ。
こんな経験は初めてだ。
本日は、アントニオティカスさんが作った豆を使ったコールドブリューをいただいた。
夏に飲みたい爽やかなフレーバーの中にほんのりとした果実系の甘さを感じた。
めちゃくちゃ面白い。
そして、札幌でここのお店を教えてもらったって話をしたら、焙煎担当のアメリカ人・ブラントさんが裏から登場。
高身長でびっくりしたけれど、気さくでとてもいい方だったから、しばらくお話をした。
その後、高校の先輩の友人の方とも仲良くなった。
実はこのお店、高校の先輩からもここのお店を紹介していただいていて。
「店員と仲良くなりたかったら僕の名前出していいよ」と言ってくださっていたので、遠慮なく名前を出させていただいた。
実はその先輩のことは高校の時から一方的に知っていて、僕は高校時代ただの脳筋ラガーマンだったから、正直、高校の時はとても交わることのないような方だった。
けれど、今はすごく会ってみたい。
先日行ったBARISTART COFFEEさんはマスターが牧場巡って牛乳を直接仕入れているコーヒースタンド。
酪農家を大切にしている。
今日行ったCOYOTEさんはエルサルバドルで生産者のサポートをしていた人が直接現地からコーヒー豆を買い付けているコーヒースタンド。
コーヒー農家を大切にしている。
どちらのコーヒースタンドも、
生産者と消費者の間に立って産地のストーリーと
農家への敬意を払う姿勢が素晴らしいと思った。
自分も将来、そういう社会人になりたい。
ということは。
いや、将来についてはもう少し慎重に検討します。