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鏡の女 (内田 康夫)

(注:本稿は、2024年に初投稿したものの再録です。)

 かなり以前に読んだ内田康夫さん“浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。

 ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “浅見光彦シリーズ” の制覇 にトライしてみようと思い始ました。

 この作品は「第12作目」です。
 珍しく3編収録されている短編集なので作品数としては「第12~14作目」になりますね。

 それらの舞台は、一作目は “東京”、二作目は “東京” と “札幌”、三作目は “伊豆” です。
 ちなみに札幌は出張で最も数多く訪れた街です。毎週のように行っていところがありますから、延べ100回は下らないでしょう。

 ネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、内田さん自身、あとがきで「僕は短編が苦手な作家です」と表明しており、こうも綴っています。

(p262より引用) さて『鏡シリーズ』の三部作は、はたしてどう評価していただけるのでしょうか。僕個人としては「二勝一敗」だと思っています。どれが「勝」でどれが「敗」かはあえて言いません。

 んんん・・・、正直なところ大変失礼な物言いではありますが、確かに浅見光彦シリーズの魅力を発揮するには “短編” は不適のように私も感じました。
 ちなみに、どうもこの短編集は昔一度読んだことがありますね。読み始めて気づきました。

 さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら”です。

 次は「美濃路殺人事件」ですね。



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