志摩半島殺人事件 (内田 康夫)
かなり以前に読んでいた内田康夫さんの “浅見光彦シリーズ” ですが、このところ、私の出張先が舞台となった作品を、あるものは初めて、あるものは再度読んでみています。
ただ、私の出張先も以前勤務していた会社のころを含めるとそこそこの都道府県にわたるので、どうせなら “シリーズ全作品制覇” にトライしてみようと思い始ました。
この作品は「第25作目」です。今回の舞台は “志摩半島(三重県)”。
三重県は、唯一私が足を踏み入れたことがない都道府県です。せめていつか伊勢神宮は訪れたいと思っているのですが・・・。
ミステリー小説ですからネタバレになるとまずいので内容には触れませんが、このところのシリーズの中ではよく出来た方の作品だと思います。
ここまで偶然が重なるかという点については、エンターテインメント作品の場合、ある程度やむを得ないでしょう。犯行の動機はありきたりではありましたが、その偶然の設定を思う存分活用した伏線の配置とラストのサプライズは見事でしたね。
さて、取り掛かってみている “浅見光彦シリーズ制覇チャレンジ”、それほど強い意志をもって完遂しようとも思っていませんので、まあ、“どこまで続くことやら” です。
次は、「津軽殺人事件」ですね。