東大8年生 自分時間の歩き方 (タカ サカモト)
(注:本稿は、2023年に初投稿したものの再録です。)
いつも聴いている茂木健一郎さんのpodcast番組に著者のタカサカモトさんがゲスト出演していて紹介していた著作です。
内容は、“自分の時間を生きる” というライフスタイルを実践しているタカさんの、今に至るまでの多彩で痛快なチャレンジの様子を綴ったエッセイです。
メキシコやブラジルでの経験、ネイマールとの出逢い等、とても刺激的なエピソードが満載だったのですが、本書を読み通して、やはりこれだけは書き留めておくべきだと思ったのは、タカさんの人生に最も影響を与えた大学恩師小松美彦教授の言葉でした。
東京での学生生活で “東京の時間” と “鳥取の時間” とのあまりの違いに苦しんでいたタカさんの悩みに、小松教授はこうアドバイスしたそうです。
“自分の時間を生きる” これは「時間」だけに止まりません。考え方・生き方、自分にとって本当に大切なものはなにか、そういった “価値観の持ち方” の話でしょう。
「周りの人や社会に合わせようとして苦しむのではなく、自分の価値観を貫こうとして苦しむ」ことを選ぶ。自らの心の持ちようを大切にする “悩みの立ち位置の転換” の勧めですね。
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