定年前、しなくていい5つのこと 「定年の常識」にダマされるな! (大江 英樹)
(注:本稿は、2021年に初投稿したものの再録です。)
いかにも “ありがちなタイトル” の本ですね。
「たぶんこんなことが書いてあるんだろうなぁ」と予想しながら手に取ってみた本です。
「はじめに」のパートで、著者の大江英樹さんは、本書を著すに至った問題意識をこう記しています。
こう語る著者の自らの経験を踏まえた数々のアドバイスの中から、なるほどと思えるものをいくつか書き留めておきましょう。
まずは、「第3章 夫婦で旅行なんて行かなくてもいい」の章では。
そう、「本質的な目的」の共有は不可欠です。そして、そのための「手段」を選択するにあたっては、それぞれの考えを尊重しつつ折り合いをつけるのでしょうね。
そして、「趣味がなくても一向に平気!」の章から、定年前後での “真逆の生活パターン” のススメ。
もうひとつ「時間」に関わるアドバイス。
仕事ではないのですから、心の楽しみを得るのに “コストパフォーマンス” を追求するのは、いかにも無粋ですね。
さて、本書を読み終えての感想です。
私の今は、まさにこの本の “ど真ん中のターゲット層” になります。その立場で言えば、著者の説くところは、肌感覚として無理なくスッとはいってきましたね。
「・・・ねばならない」という思考のスタートは全否定する、そのかわり「自身の責任でしっかりと自立する」ということ。
ただ、60歳過ぎて、それを改めて自覚し直すというのも、いかにも情けないですね、もちろん、私のことですが・・・。
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