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風邪をひいたらカオピャック。そして、うどんで元気回復【サポート飯】
これまでの私のnoteにサポートしていただいた方から、世界多分一周旅をしている旅先で美味しいものをごちそうになるというこの企画、
「サポート飯、ごちそうさまです!」の記念すべき第四弾。
旅も3週間ほど続き、中だるみの時期。
そこへきて、風邪症状が勃発して1日寝込んで楽になったものの、すっきりしない日々が続き、スパイスをふんだんに使った料理がちょっと胃が受け付けなくなってきた時。
弱っている時は、サポート飯で心も体もお財布もサポートしてもらおう、と藁をもすがる気持ちでごちそうになりました。
弱っていたので、noteでなじみのいつも優しい方々に頼ることは決めていました。
まずは走るコンシェルジュさん。
オーストラリアで走ったり働いたり、最近では日本中を旅したりされてるnoteを書かれていますが、コンシェルジュさんも私のnoteの常連さんで、東南アジアが好きとのこと。
コンシェルジュさんのサポートは東南アジアの国で使わせてほしいなと私も思っていたので、コンシェルジュさんのホテルマンとしてのホスピタリティを、こちらラオスにて、遠隔で感じることにしました!
ラオスでアナンくんが食べていたカオピャックという料理が見た目が完全に肉うどんだったので、興味を惹かれ、風邪をひいたらうどんでしょというこれまでの人生の法則に従って、ラオスでは風邪をひいたらカオピャック!を食べてみます。
せっかくのサポート飯なので、ちょっと良さげなお店へ。
自転車でぶらついていた時に見つけたヴァンヴィエンのとある田舎道の途中にあった、キャンプ場も併設しているレストランへ。
ゲートをくぐればそこはリゾート地でした。
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メニューを見てもさっぱり分からないラオ語だったので、「カオピャック?」と伝えたら「OK,OK!」とのこと。
35,000kip(280円)と、少しお高めかな。
まあ安いけど。
ところでカオピャックってなんぞや?と調べてみたところ、
カオピャックとはラオスの国民食で、鶏や豚出汁のスープに米粉とタピオカ粉で作られたもちもちした麺の料理のこと。
日本におけるうどんと捉えて正解だと思います。
さてさて。
では、コンシェルジュさん、いただきます。
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見た目はうどん。
肉はミンチでつくねみたいになっている。
ネギの代わりにパクチー。
真ん中のはフライドオニオンかガーリックみたいな美味しいやつとナッツが混ざっている。
そしてスープ!
かなり美味しい。
うどんのお出汁に近い気がする。
優しくてあっさりしてて温かい。
麺もうどんよりはもちもちしている。
フォーに近いかも。
涙が出そう。
これなら弱った胃腸でも全部食べられる。
風邪をひいたらカオピャック。
この言葉は、ラオスのガイドブックに書いておいてほしい。
全部平らげました。
食べ終わってからもお店の窓からの景色を堪能。
トイレに行ったってそこは絶景だし、素敵な場所を見つけた私はグッジョブである。
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店の名前はGoogleマップで見つけられなかったけど、ヴァンヴィエンの町から橋を越えて、ナムサイビューポイントに行く途中の一本道の左側に突然出てくるキャンプ場です。
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走るコンシェルジュさん、ほんとに最高のホスピタリティをありがとうございました。
翌日。
とはいえ、まだまだ体が怠いし、私としたことがあまり食欲もない。
昼間は遊び回って元気なんだけど、夜になると咳が出るし喉も痛いし。
でも何か食べねば。
もう一回カオピャック、行かせてもらいます。
次はいつも楽しいコメントに救われているMisalyさん。
Misalyさんのキャンプや旅のnoteが楽しくて好きなのですが、え!そんな感じのバンドマンだったのですか?!カッケー!と驚いてますます気になる存在です。
そんなMisalyさんからお見舞いをいただいたので、ダメ押しのカオピャック、キメてきます。
ヴァンヴィエンの宿の隣に、全く読めないラオ語の看板に麺料理の写真が。
この日はもはや遠くまでご飯を食べに行く気力もなかった…。
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そしてメニューを見ても頭に入ってこない。
熱あるのかな。訳が分からない。
カ、カオピャック、ください…。
あ、パクチー抜いてください。
今日はヘロヘロなので苦手なパクチーを元気よく食べる自信がないから、わがままを言わせてもらった。
Misalyさん、しんどい時はいいですよね。
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きたきた。
おっと。
パクチー抜きにしたら、えらいそっけない見た目。
でも美味しそう。
今回は牛肉のカオピャックにしました。
Misalyさん、いただきます!!
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スープは見た目ほど濃くなく、甘くて出汁がきいている。
お肉はほろほろ。
麺は前のと違ってラーメンに近いかも。
何にしても、美味しい。
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あ。
っという間に食べられました。
食べ終わったらちょっと元気が湧くような味。
よほどしんどかったのだろう。
食べ終わってこの写真を撮るまで、レンゲ代わりのスプーンを2つ重ねて使っていたとは気付かなかった。
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こちらのカオピャック、30,000kip(240円)。
ごちそうさまでした。
風邪症状はカオピャックのおかげで良くなってきているのに、咳のせいの寝不足が続いて何だか心がしんどい。辛い。
胃が痛いし頭も痛い。
ラオスからタイのウドンターニーに移動してきたけど、元気がいまいち出なかった。
ウドンターニーの町は、あちこちからうどんを食べろと誘っている気がした。
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心がしんどい時は、ナースのなおさんに優しくしてもらおう。
なおさんはnoteでいつも私に優しくしてくれる存在。なおさんの書くもやもやしたことが私も共感できることばかり。コメントやメッセージで私のnoteのちょっとした部分を拾ってくれるのが、私の好きなポイントを突いていて、ナース服の椎名林檎みたいなアイコンが並ぶと、あ、なおさん元気かな?って思ってます。
こういう弱ってる時は看護師さんに優しくされたいし、甘えたい。
心が弱ってる時は、自分をいたわらないとね。
なおさんもそういう時は、食べたいもの、美味しいものをぜひ食べてほしい。
私はあまり海外旅で、日本食は食べないんだけど、今は緊急事態。
そんな訳で、ウドンターニーでうどん、食べちゃいます。
ウドンターニーには、セントラルウドンという大型ショッピングモールがあって、中には日本のレストランチェーンがいくつか入っています。
ちょっとお高いけど、初の大戸屋デビュー(大阪にはあまりない気がする)、
ウドンターニーでうどんいかせてもらいます。(しょうもないのに繰り返し言う。)
湯呑みで出された熱い煎茶に泣きそうになる。
きたきた。
おうどん。
なおさん、いただきます!
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うん。
私のよく知るうどんの味。
わかめたっぷり、ゴマもいい。
私は子供の頃はお粥があまり好きではなくて、風邪をひいた時はもっぱらうどん。
子供用の小皿に子供用のフォークで、小皿に移してふぅふぅしてもらって、あーんして食べた記憶がなんとなく蘇って目の奥が熱くなる。
うどんを食べるだけで泣きそうになるなんて、よほど心が弱っている証拠。
でも温かいお出汁って心が解けていく感じがします。
美味しかった。
668円。
ラオスではかなり高級ディナー。
なおさん、ごちそうさまでした!
ウドンターニーの宿はとてもオシャレで居心地が良くて、宿のオーナーのお姉さんがむちゃくちゃあったかくて、療養する環境としては最高だった。
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野菜嫌いの私がサラダしか食べない日もあったから、体調面はよほどの緊急事態でした。
元気になるのに必要なもの。
安心できる環境と美味しいごはん。
そして、人の優しさ、温かさ。
私も、誰かに優しくできる人、元気になるきっかけになるような人になりたいものです。
本当に人の優しさが、おだしのように身に沁みました。
サポート飯、色んな意味でサポートしてもらいました。
コンシェルジュさん、Misalyさん、なおさん、ありがとうございました。
旅はまだまだ続くので、あと何回体調を崩すかは分かりませんが、またその時は別の方の力を借りようと思います。
お見舞いをくださった方は、次回の体調不良までお待ちください。(そんな時は2度と来ない方がいいけど。)
最後に、セントラルウドンの旧正月を祝う飾りを。
少し元気になってくると、こういうものを見る余裕がやっと生まれたので、楽しく旅をするには、絶対に体調管理が大事ですね。
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現在は、すっかり元気になって、無事PCR検査も陰性の結果をもらったのでインドへ飛び立つ準備はできてきています。
次はインド料理、チャイ、ラッシー。
サポート飯の報告、お楽しみに。
世界多分一周旅は、こちらのマガジンにまとめています。
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