2025年1月21日読書感想文日記
いつものように
朝の散歩です
行く前は西の空には月が
帰り着くと東のそらは朝焼けです
ピーンと冷たい風が頬をさします
けれど気持ちいい
背伸びし、深呼吸をします
月や星が奇麗
空に目をむけらえる
それだけで大丈夫なのだと
思えるのです
で、今日の本の感想は
猫が好きだというお方以外
何の興味もない本でしょう
しかし猫との毎日を角田さんが綴ると
ベストセラーになり
普通の人が書いても読まれもしません😹
もちろん文章力は高いのでしょうが
名前が知れ渡るということは
大きなことなのだと痛感します
角田光代さんは
幾度も芥川賞の候補に挙がりましたが
2005年直木賞をとる「対岸の彼女」
翌年には念願の芥川賞もとる「ロック母」
両方の賞を持つ数少ない作家さんです
いちばん有名なのは「八日目の蝉」
ドラマにも映画にもなりました
旦那様も芥川賞作家の伊藤たくみさん
今は別れたとのことですが
この本を書いたころは一緒だったようです
ここからが本題です
犬派だと思っていて
いずれ飼うなら犬だと決めていた
彼女の家に猫が来ることになりました
病院に連れて行きワクチンをうったり
避妊手術を受けたりしながら
猫のトトちゃんと
絆を深めて行くというエッセィです
私のお気に入りの場所を少し紹介します
トトは毎朝お気に入りのボールを加えて「遊んで」と言いに来るのだが、
こちらに手の離せない用事があり、要求に応えられない時がある。ごめんねトトちゃん、今忙しんだよと言い、そのまま作業をつづけている。トトはそれ以上催促することもなく、ボールを足もとに置いたままじーっとこちらを見つめている。ふと気がつくとボールだけおいて、廊下で寝ている。諦めたのである。
気まぐれでもなく、我がままでもなく、要求ばかりすることもなく、つーんとしていない。そればかりか、トトはたいていのことを受け入れ、そして許す。受け入れて、許すというのは、猫の特性なのか、それとも個性なのか
わたしに言わせると、
それはトトちゃんの個性です。
すべての猫が、受け入れ、
許してくれることはないと
わたしは充分知っています
しかし、うちのメイも
さくらとは違い
大概のことは許して、待っていてくれる良い子です
それは猫の種類によって
特性が違うのかなと思います
もしこれから猫を飼う人は
その猫の性質を調べてから
初心者向きの猫種を選ばれるのが良いと思います
もう一ケ所すごく興味深い場所がありました
うちのトトは実にわかりやすい方だ。「お腹が空いた」「遊んで」以外の、案外複雑な気分も何となくわかる。人が一度帰宅し、用を思い出し直ぐにまた外に出たりすると、「今帰ってきたのに、ごはんもまだなのに、なんで出て行くの～」閉めた玄関の向こうから聞こえ来ると時もある。「せめてごはん～ごはんくれてからにしてよ」と言っている。その表情と目線で要求している遊びもわかる。中略 そんな話を猫歴の長い友人にしたところ、猫は他の猫と話す。その時は完璧な猫語になってしまって、人間にはわかりづらくなってしまうようだと教えてくれた。
そうなのかやはりと思ったのです。
どう考えてもうちに来る猫たちは
猫語を駆使して我が家にたどり着いたとしか
思えない節があるからです
今もよなよなメイを誘いに来る猫がいます
そうすると、メイもソワソワし始める
それにレイニーとブッチの子どものうちの一匹が
うちの庭を縄張りにしているようです
誘いに来るのはオス猫で、
レイニーの子どもはメス猫だろう
盛りの付いたオス猫の縄張り争いは
命を懸けたものです
じきにその二匹の子どもがどこかで産まれるでしょう
そしてまた我が家に姿を見せてくれるに違いない
そんな気がします
写真がふんだんにあり
ひとつひとつのお話が短くて
文章も平易で、柔らかく
とても読みやすい御本でございました
この本には
「明日も一日きみを見ていた」
という続編があるので
また読みたいです
それと娘が置いて帰った
「成瀬は天下をとりに行く」
があるので、後篇が来るまでに読んでおこう
芥川賞も決まったしな～
読むもの沢山だ！
本ひらく横であわれな猫の恋
睡眠記録
昨日はⅠ時間昼寝をしたので
夜ね寝付けず12時から4時まで寝た
まあ合わせると5時間んだ
昼寝をすると
寝つきが悪いと覚えていこう
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